集団
- はな
- 2月4日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
今日は月に一度の避難訓練。
さあ、避難先の公園に向かって出発!

ではなくて・・・
なんと↑の写真は帰ってきた時のものなのだ。
出発してすぐがこれ↓

変わらずに、ずっと綺麗な一列!!
途中でも、後ろからも変わらない。笑

往復1時間以上もかけて歩いているから、子どもたちの身体にはかなりの負担がかかっているだろう。
それをものともせずに、常に綺麗な一列で歩き切った子どもたちだったのだ。
かもしか小屋での避難訓練はまだ3回目ではあるが、愛鷹時代の4月から数えればもう10回目。

出発前にSOくんが「はいどーぞ。」と言ってロープを渡してくれた。
ロープはこれから使うものということだけでなく、私がいつも先頭に立ってロープを準備していることまで見越しての行動だったのだろうか。
こつこつやってきたことは着実に身についているのだなあ。
今日初めての避難訓練だったSIくん。
疲れてきた頃には、Tくんに支えられていたSIくんだったけれど、
道中に前の子が転ぶ度に「痛くない?大丈夫?」と背中をさすってくれたのだそうだ。

道中は危険箇所の確認をして、想像を膨らませる。
電柱が倒れてくるかもしれないね。

こんなに硬いコンクリートだって崩れるかもしれない。

地面も割れてしまうかもしれないね、と話していると
テレビで、道路が陥没したニュースを見たことを教えてくれた子たちがいた。
自分事として考えて、想像しているからこそ、このタイミングで出たのだろう。
いつも会う方に、「今日は遠足?」と聞かれると、
みんなが声を揃えて「違うよ、避難訓練だよ。」と答えた。

電車ごっこのようにも思えても不思議ではないこの状況でも、みんなしっかりと「避難訓練」の意識をもって取り組めているのだなあ。
公園について、お決まりの避難場所ポーズ!

それが終わると、自然と遊び始めた子どもたち。

広場の横には、遊具があり、今日は遊具では遊べないことは伝えてある。

すぐそこに、魅力的なブランコや滑り台が見える状況でも誰1人として遊具の方へ行く子はいなかったことに驚いた。

それどころか、広場にも出ずに階段の周辺で遊んでいるではないか。

制限されているというよりは、この限られたスペースでもそれぞれが楽しみを見つけて満足していたような感だ。

帰り道に「楽しかったね〜」という言葉が何回か聞こえてきた。

この遊んだ時間が楽しかったということだったのかもしれないが、
避難訓練の日でも、少しの遊び時間でも「楽しかった」という充実した気持ちを味わうことができるこまめたちは、やっぱりすごいなあと思ったなあ。
天晴れ「今」を楽しむ天才たちよ!
朝の挨拶をする前に、なかなか集まらない様子を見て「バラバラ・・・。」と呟いたHくん。
ただ物理的に人が集まっていないという意味だけでなく、心もバラバラ・・・というニュアンスに聞こえた。

Hくんは、仲間たちのことを集団として見ているのだなあ。
自分のことだけではなく、周りに目を向けられるようにになった子たちが増えている。
だからここまでまとまって避難訓練だってできたのだろうなあ。
ここ最近の集団としての成長には驚くばかり。
個々の成長が、集団を創り上げていくのだね。
今日も素敵な時間をありがとう。








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