top of page

青春

こんにちは

スタッフのドドリです。


今日もこまめ建設が築山の工事をしています。



穴を掘ったり、土を移動させたり・・・


S君の手押し車が気になるAちゃん。


S君が離れたすきに拝借しようとするが


「だめ!Sが使っている!」



と言われスタッフのもとへ


「Aちゃんはどうしたいの?Aちゃんの気持ちはS君に伝えないとどうしようもできないよ。」


そう伝えると強くうなずきS君のもとへ



「Aも使いたい!」


「今使っているからダメ!」


しかしもう一度


「一緒に使いたい!」


「後で!」


3回目のアタックの後再びスタッフのもとへやってくる。


「ダメだって。」


「Aちゃんはまだ使いたい?一緒に使える方法はまだあるかもよ。」


「・・・もういいや」


どうやらあきらめた様子。


しかし未練がある表情ではない。


「自分で言えたから?」


「そう。もういいの。」


はっきりとAちゃんは言った。


自分の思い通りに行くことばかりじゃない。


Aちゃんは自分の思いを通すことではなく


できる限りを尽くして切り替えたのだ。


誰かに頼るのではなく自分で行動したからできたことなのだろう。


その後は切り替えて違う遊びで楽しんでいると


S君のほうからAちゃんに声をかけ一緒に遊んでいた。



自分の気が済むように


みんなで楽しく遊べるように


子どもたちは考えて行動しているのだと感じる。




こちらは朝の様子



朝からはなちゃんの腕の中で泣くK君


K君の涙のわけは何週間も前にさかのぼる。


K君はここ最近こまめに来てママやパパとのバイバイが悲しくて1日泣きこまめになってしまう日々が続いていた。


こまめを休みたい。行きたくない。


そんな思いもあった。


前日のこまめは1度来てみたものの帰りたい気持ちが強く、はなちゃんと話をすることになる。


とにかく「自分で決めたことをやる」ということを約束する。


そのうえでK君がどうしたいのかを聞くと


「今日は早退する。でも明日はこまめに来る。」


自分でそう決めたのだ。


K君はその後、スタッフ全員とお迎えに来たお母さんに


「明日はこまめ行くよ。」


と強く宣言していたのだ。


そして今日


K君は送りに来てくれたばぁばに手を引かれやってきた。


ばぁばにさよならのあいさつをすると、涙がこぼれる前にはなちゃんのもとへ走る。


K君にとっては大きな試練だった。


自分で決めたことを守ることもできた。


本当によく頑張った。


その後


「今日は来れたね」


と声をかけると


「今日はこまめに行く気分だったんだ」


とK君


「そういう気分じゃなかったらどうするの?」


「それでもこまめに行くよ」


K君の覚悟を感じる一言だった。


しかしそれを聞いていたR君がK君を慰めるように声をかける。


「行きたい時に行けばいいと思うよ。Rはもうこまめに行けないけどね。」



そうなのだ。


R君、そしてR君の兄のS君は引っ越しをすることになり


今月でこまめを卒業することが決まっていた。


そんなR君の複雑な心境を現したような何気ない一言。


S君もカウントダウンが始まっていることを理解している。


周りのみんなも。



今日はS君、K君、H君


4歳児が全員集まった日だった。


K君とH君にとってS君R君兄弟と遊ぶのは最後の日。


4歳児が全員集まる最後の日


K君は「やっと4歳みんな集まったね。」


S君も遊びに中で


「4歳集まれ!」


そんな言葉が聞こえてきた。


この三人には強い絆があるのだと確信する。


3人で集まっておままごとをしている時も、なんだか高校の文化祭前夜のような雰囲気


小さな3人から青春を感じる。





別れの寂しさを抱えながら


絆を確認している。


こまめで一緒に積み重ねてきた時間


人生の半分くらいあるもんね。


また会える日が楽しみだね。


大好きな仲間。



 
 
 

Comments


bottom of page