なかま
- ずんずん

- 2024年3月15日
- 読了時間: 4分
こんばんは。
子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を
引き出すサポートをする
元小学校教員の ずんずんです😊。
毎朝 甘酒 飲んでます。
米麴 調子いいよ。

今日で 卒こまめ生たちは
こまめの 活動を終える。
あさっては いよいよ
卒こまめ式。
その 卒こまねーさんたち
何をしているか だって??

これ したかったんですわ。
朝の会で 「まぁるくなれ 輪になれ~♪」と
はじまりのあいさつを する。
その輪に まだ入っていない子を
じっと見つめたり
声をかけたりして 中に招き入れる。

今日もしぜんと
自分たちだけで 輪になってまとまった。
もう あたしたちの手からは
完全に 離れている。
もう できるんだ この子たちは。

活動時間が始まると
いつものように お店屋さんを開く 子どもたち。
でも なんだか 今日は
最年長の 隊長と呼ばれるTくんが
なんだか せわしなく 動いて
年下の子たちに 細やかに 指示を出している。
「ずんず~ん、車の中で考えてたんだけどさぁ・・・」
話しをしに来たけど
もう 目があちこち向いていて
話の途中で また指示をだしに行って
終わってしまった。

その間 他の子たちは
「沢 行くー!」
と言って あたしたちは 置いていかれるくらい
どんどん 行ってしまう(笑)。

沢から上がって
すぐに着替えができる準備や
着替えてからの 服をたたんで片づけるまで
2歳から 実践。
3歳には 自分でほとんどできてしまう。
子どもたちの ちからは
はかりしれない。

いっしょに遊んでいると
Nちゃんが 話しかけてきた。
「あのね なかまが できちゃった!」
どういうことか 深く聞くと
「Aちゃんと ぎゅって 手をつないだから。」
「ずんずんたちも なかま?」

「えぇ ちがうよ。だって 手つながなかったじゃん。」
と 突然顔を隠す Nちゃん。
そうか 朝の まぁるくなれのときのことか!
子どもたちだけで できちゃったので
あたしたちは その様子を
輪の外から 見守っていたのだった。
「じゃぁ あんころもち(最後のあいさつ)を
いっしょにやると なかまになるのかなぁ?」
「うん そうだよ。」
と言って 帽子から 顔をあげた。
こまめで過ごす子どもたちは
「友だち」ではなく
「なかま」ということが 多い。
それは 同じ時間を
家族のように そして 同志のように
過ごしているからなのかもなぁと 思った。
この子たちの
関係性は とっても深い。

あとから 沢へ来た Tくんたち。
はなちゃんに 聞けば
沢へ行く前に
「山(いつもの崖登り)行ってから!!」
「よーし!今日は 最初っから 濡れるぞーー!!!」
(いつもはいきなり水に入らない)
と 言っていたそうだ。
お店屋さんも いつもと違う
隊長Tくんの行動は
「こまめ最後の日」という
限りある時間の中で
自分のしたいこと、今までしてきたことを
全部全部 だしきろうと思っていたんだね。

めいっぱい遊んだので
つみきの片付けをして
焚火台は 活動後にしようかなと考えていると
どんどん 片づけ始める 子どもたち。
道具を取りに行くときは
もう 全力ダッシュしている(笑)。
そして 最後の ふたを閉める時。

いつものように
Dくんと 持ち手をつかんだTくんは 言った。
「D~ Aと代わって!」
「Aはまだ 1回もやったことないから。」
Aちゃんは Dくんと 同じ4歳。
このふたりは 卒こませず
来年度も 残るふたり。
これは Tくんが Aちゃんにも 引継ぎをし
これから ふたりで ひっぱっていくんだぞ!
こまめ たのむな!
という 餞別の行動だったのだ。
その意図に 触れたとき
涙が 止まらなかった。
どうしてこうも
子どもたちは ひとを大切にできるのか。
それは
自分を 大切にできているからなのだと思う。
あなたが だいじだよ。
あなたのこと わかるよ。
そんなふうに ご家庭で育てられた 子どもたち。
これ以上ない あったかさと
しあわせを かみしめて
あさって
卒こまめ式を 迎えます。

あぁ もう
卒こま式前に
涙 かれはてそう(笑)。








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