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学び中

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 2023年11月22日
  • 読了時間: 2分

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。



「はーい」と真上に高く上がる手!

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名前を呼ばれても目を逸らす→目を合わせない→小さな声で返事する→大きな声で返事する→手を挙げて返事する(今日5回目)


朝のお返事一つとってもSくんが、こまめを受け入れていっているのが分かるよ。




Nちゃんは横に伸びる手

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Sちゃんはバンザイ

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やぶから登場する時はポーズをしたくなるものなのかしら?!笑





こちらはかしこまったポーズで、神妙な面持ちで何かを眺めている。

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そして、Kくんが「あっちで泣いてる子がいるから行こう!」と言って走り出した。

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そんなKくんの姿を見て全員が走り出して、着いた先にいたのは


今日こまめデビューしたSYくん。

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お守りのように水筒を握りしめて、それはそれは泣いて。





みんなの遊びが始まってもKくんはSYくんを気にして思い切り遊ばない。


どうしようかと思って出た行動は、自らが盾になることだった。


何度も突破しようとするSYくんを、Kくんは諦めずに盾となる。

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道路へは出ないことをどう伝えようか、Aちゃんも考えた結果ススキで対応。笑

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それでもSYくんは「マミー、マミー、あっち。」と、大好きなマミーが行ってしまった方向を指さしている。

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1時間半以上も泣き続けていると、やはり襲ってくる眠気。笑

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次第にあくびが増えてきたかと思ったら、


だんだんと目が外を向き始めた。

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みんなが「いただきます」をしてもしばらく食べなかったお弁当も、


何度もお弁当箱の蓋を開けたり閉めたりしながらみんなの様子を伺ってから、自分のタイミングで食べ始めた。

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さっきまで「マミーマミー」と来た道を指さしていたのが


仲間を指差すことに変わった。

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あれだけ泣いたSYくんも、自分のペースで今日の状況を受け入れて変化していったのだった。




見学の時には一緒にいたママは、今日はいない。


知っている大人も子どももいない。


いつ帰れるのかも分からない。



そんな過酷な状況を、SYくんは自分の力で乗り越えたのだ。


すごい、すごいよ。





私はその過酷さを想像することしかできないが、他の子どもたちはみんな通った道。


先輩たちは強い、と今日は感じたなあ。




大人が見ていないところで仲間を支えてくれたり、

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年下の子たちとも上手に遊べるようになっていたり。

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自分からやりたい遊びに向かっていったり、

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家のようにリラックスモードになることができたり。笑

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今の状況を受け入れることや


自分自身に直面すること

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言葉にすると難しいけれど、


子どもたちはみんな自然とやっている。


いつだって学び中。




泣いていい、怒っていい。


試練を乗り越えて、仲間とぶつかって、進み続けて行こう!



今日も素敵な時間をありがとう。

 
 
 

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