宝探し
- 菜緒 小沢
- 6月9日
- 読了時間: 2分
こんにちは
スタッフのドドリです。
畑の畝の中に隠されたジャガイモを探しているこまめ達。

土地のオーナーの井原さんに
ジャガイモ堀りのご招待意をしてもらったのだ!
こども達の手つきは
「芋ほり」というより
「宝探し」のよう。

大きい芋を見つけると
「わぁ!大きい!」

と驚いたり喜んだり・・・
小さいお芋を見つけると
「かわいいね!」

と優しくなでている。
大人は野菜を大きい小さいとか
質が良い悪いで判断するけれど、
子どもたちは野菜の個性を丸ごと受け止めて祝福しているんだな。
H君は飽きずに最初から最後まで芋探しに集中して
大きな芋を見つけるとニヤリと笑う。

言葉にしなくてもわかる
H君の感情
H君がここまで長い時間集中して楽しそうに遊んでいる姿はスタッフも初めて見る。
H君が見つけたのはお芋だけではなく
自分自身が楽しいと思える遊びだったのかもしれない。

同じように最初から最後まで
芋ほりに夢中になっていたのがN君
井原さんに
「この子は真面目だねぇ」
と言われるほどせっせと芋を掘り続ける。
職人のような真剣な眼差しがかっこいい!
最後の仕分け作業の時も
井原さん兄妹にぴったりくっつき最後の最後までお芋を見届ける。

N君の表情からは疲れとやりきった!という達成感を感じる。
芋ほりを終えこまめベースに帰ろうとすると
突然「まま~」と泣き出すN君

心配して近寄るHK君とS君の姿もあった。
「たくさん頑張ったもんね。疲れちゃった?」と聞くと
「うん」とうなずく。
「Nが頑張って堀ったお芋、ママたちに届けようね。」
と伝えると
N君の足が1歩2歩と前に進む。
泣きたいから泣くけれど
やらなくてはいけないことはやる。
決して駄々をこねて泣くことはないのがN君のすごいところだ。
井原さん兄妹にお礼を伝えて

さぁ、こまめベースに帰ろう!
帰り道はみんなへとへとになっていた。

でもお迎えの時間
ママたちに再開するとどこか誇らしそうにじゃがいもを持って帰る子どもたちの姿があった。
疲れて泣いていたN君も誇らしげ。
帰る際はスタッフにハイタッチをして帰っていった。
1時間ほどの芋ほり
子どもにとっては楽しいけれど集中して作業することは難しいこと。
疲れもあるだろうけれど
この達成感が自信に繋がってくれたら
また子どもたちの違った姿を見ることができるんだろうなぁ。









コメント