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気づき

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 2024年4月11日
  • 読了時間: 2分

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。





「ねえねえ、手ぇつなご〜♡」と言って、AちゃんからSくんにそっと差し出された手。


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一人でサッカー場を見ているSくんに気づいたAちゃんが、駆けていったのだった。


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Aちゃんはスタッフに「手つなご。」と言うことが多くなったが、今日はその手が友だちにも伸びていった。


視野が広くなった証拠だね。






別の場面でも、伸びる手があった。


畑の中に入ったかと思えば、ネット越しのプレゼントを。


「はい、タンポポどうぞ!」とHくんからYくんへ。


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「たんぽぽ、もらったー✨」と、それまでの泣き顔が嘘のよう。


朝の会から泣いていたYくんのことを、Hくんは気にかけて見ていたのだろうなあ。


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Hくんは、道路に出そうになっていたSくんにもすぐに気づき、


「草の道だよ。」とそっと教えてくれたのだった。


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公園内とはいえ、たまに車が通るこの場所だ。


ちょうどその頃車が通ると・・・


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SMくんが「壁忍者」のポーズをしたのだ。


朝の会で確認するこのお約束、ベテランさんたちは当たり前にできることだけど、


SMくんはまだこまめに来たばかり。まだまだ朝の会は涙でそれどころではない。


でも、誰かがやっているのを見ていたからか、実は朝の会でも見ていたのか、


どこで見て、吸収しているか分からないなあ。







Rくんが覚えたて採れたてのイタドリの葉を、「(イタ)ドリ、どうぞ。」とSMくんに渡した場面があった。


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ちょうどSMくんが泣いているときだった。


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泣いているのが心配だったから渡したのかと聞くと、


はっきりと、「うん!」と答えたRくんだった。






Mちゃんも、一つだけ離れた場所にあったSくんの水筒に気づくと


「はいSくん、無くさないでね。」と渡してくれた。


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子どもたちは私たちの想像以上に、いろいろなことに気づいて、行動しているのだなあと感じる日だった。


感じて、気づいた上で、いろんな手段でそれを表す子どもたち。


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上手に表せないことも多々あるけれど、


その前にあった子どもたちの「気づき」に、私たちは気づいてあげて、


想いを汲み取っていきたいなあと思う。



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今日も素敵な時間をありがとう。

 
 
 

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