引き継ぎ
- はな
- 3月4日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
煙の中から登場!

煙の元へ行ってみると、こんな光景が広がっていた。

みんな火にかなり近いけれど、冷たい手を温めるのに適切な距離感を保っている。
遠すぎず、近すぎず、安全に焚き火を楽しむことができる幼児たち、かっこいいなあ。
もうみんな焚き火ベテランだ。これだけ火に近くても、安心して見守ることができる。
こんな姿を見ると、ああ、もう3月なんだなあとしみじみ思う。
火を安全に楽しむことができるようになれば、嬉しいおやつタイムもやってくる。
一度短い棒にマシュマロを刺して、「熱いからやけない。」と戻ってきたZくん。
すぐに長い棒に変えていた。

Yくんも、遠くまで行って長い棒を拾ってきていた。

人から教わるよりも、自分で工夫して考えて掴んだこつは一生もの。
その時の自分にあったやり方をすればいいのだ。
この2人の棒は細いし、短いけど笑、本人たちが満足していればOKだね!

今日も、年長者の子たちが中心となって焚き火の準備を進めていた。
一度用意したバケツの水が少なかったので、増量させていた2人。
たっぷりと入れた水はなかなかの重さだったようで、「重すぎるね」とHくん。

「じゃあ、2人でいく?いっせーのーで!!」とAちゃん。
「で!!」とHくんも加わって、ばっちり声が合った瞬間だった。
お昼の時間、この3人が大はしゃぎでお弁当を食べていると、突然AちゃんがHくんに向けて言葉をかけた。

「H、うちら卒こまするから、隊長よろしくね。」と言ったのだった・・・。

今?!?というタイミングだったけど、いつも通りの会話の延長線上で、自然と伝えるというところがAちゃんらしいなあと思ったなあ。
Aちゃんの中でたくさんの葛藤があった卒こま。
そして、Hくんとの関係も上手くいっていないこともあった。
それらを全部乗り越えようとして、Aちゃんの中で飲み込んでの
言葉だったのかもしれない。
バケツの準備をしていた時も、2人で力を合わせることが珍しいなあと思っていた。
いつもなら、Aちゃん1人でなんとかバケツを運んでしまうことが多かった。
思えば、焚き火台の蓋を開ける時も、いつもなら「Aが1人でやるからどいてて!」くらいのことを言ってどんどんやっていたAちゃん。

今思い出したが、今日は「Aがやるからみんなは見てて」と言ったのだ。
お昼の一言だけでなく、この時から遊びの中で引き継ぎをしていたのだなあ。
卒こま式まで2週間を切ってしまった。
それぞれの卒こまに対する想いが、いろいろな方法で溢れ出る時期、大事にしたい。



雪、降るかなあ〜??
今日も素敵な時間をありがとう。








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