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自主的に

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 2024年3月11日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。





朝の会前の一枚。


写真にも映っているように、まだ送迎に来たお母さんたちの車が見えているというのに、


一人、また一人と増えていき、自主的に椅子に座り始めた子どもたち。


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私たちは、「座ろうね」「絵本読むよ」などとは何も言っていないのだ。


「早く読んで!やろうよ!」という気持ちを受け取ったよ!







そんなみんなの前向きな気持ちが本物だということは、その後の遊びの様子を見ていたら確信した。




Kくんは、「木、入れてくる!」と言って、土嚢袋片手に山へ一人で向かって行った。


焚き火に入れるのだそうだ。


誰かの遊びを見ている事が多いKくんだったが、こんな風に目的をもって自分から動き出したのを初めて見たから驚いた。


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「お、K〜これも入れて!」と、先輩たちも薪拾いに協力してくれた。


Kくんが創り出したムーブメントだ。すごい!


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Yくんは、公園を作る!張り切って積み木遊びに集中していた。


新しいアイテムにも目がない。(竹筒)


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Sくんも、そんなNEWアイテムが欲しくて、Yくんに交渉していた。


かして欲しいと伝えて、ダメー!と言われた後、


「どれならいい?」と聞き方を変えて、上手にやりとりをしていた。


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こちらも集中していたなあ。





Yくんが作った公園は、Sちゃんのお店屋さんに変身していたようだ。


Kくんに「どれにしますか〜?」と聞いたSちゃん、


Kくんが困っていると、「じゃあ、欲しいものを指差してください!」と対応。


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相手の反応を見て、相手に合わせて、こんなやりとりができるSちゃんはすごいなあ。










「はなちゃーん、これメニュー表!お店屋さんにきて!」とRちゃん。


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行ってみると、Rちゃんがお店を開いていた。


これまた初めてのことで、私たちは驚いた。


それに、上の写真の通りメニュー表があったり、カード払いを要求してきたり笑、どれも完璧にこなしていたから更に驚いた。


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かつては誰かがやるお店やさんを見ていたRちゃん。


その長い観察タイムを経て、最近ではTくんのお店やさんで買い物をする姿が見られるようになっていた。


そして今日ついに自分でお店やさんを開いたのだ。



Rちゃんはもうすぐ卒こまめなので、今日も含めてあと2回のこまめ。


ここで、ようやくアウトプットすることにしたんだね。









そんなRちゃんが最近通っていたTくんのお店でも、今日は新たな展開があった。


食べ放題が始まったのだ。笑


こちらも、店頭販売→デリバリー→食べ放題という進化っぷりだ。




ずんずんが最初に行った時には、食べ放題とは言いつつも、「食べたい放題」だったそうだ。食べた分だけ、金額を要求されたのだとか。笑



そこで食べ放題のシステムを教えてもらったTくんはすぐに理解して、私が行った時には「どれだけ食べても500円」と言っていた。


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きちんと、取り箸と、食べる用の箸が用意されていたことにも驚いた。


遊びは学びなり!




沢では、こんなにも弾けていたそうで。


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「沢に行きたい」と言い始めたのはDくんだ。


「沢行かない?」と一人ずつ聞いてまわって、


お店やさんを一緒にやっていたTくんにも、「もう店やめない?」と言って、


自分の意見を貫き通して。



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それを聞いたKUくんも「Dが沢行きたいって言ってるけど、Tも行かない?Kちゃんは沢行きたいんだけど!」と自分の意見も伝えつつ誘って。


自分たちで決めて遊びに行く沢は、楽しいよね!




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そういえば、KUくんの誘いに対して、Sちゃんが「行きたくなったら行くね」と言っていたのを思い出した。



そうか、この子たちは「やりたいこと」を自分で選んで、自分のやりたいタイミングでやっっているからこんなにも輝いているんだ。と気付かされた。



「これやりたい」という気持ちをもって、


「もっとこうしたい!」と考えながら遊ぶ。



遊びも、自主的にやることで、深まって進化していくんだ!



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今日も素敵な時間をありがとう。

 
 
 

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