自分の番
- はな
- 2024年2月28日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
「うぅーん・・・・抜けない。」
「諦めないで!できるよ!」
そんな声が響くひととき。

「うんとこしょ、どっこいしょ。」
なかなか根っこは抜けません。

登るのに丁度いい斜面に、ロープのような真っ直ぐに伸びた根が、天然の遊具に大変身。
物を引く動作ってなかなかすることがないけれど、ここなら自然に習得できちゃうなあ。
山に入れば、天然のブランコだってある。
外に出れば、自然のものでいくらでも遊べちゃうから最高だ。

自然のもの以外でも、子どもたちは遊びを見つける天才たちだ。
そこにあるもので何ができるか、どう遊べるか、子どもたちの頭の中は目まぐるしく動いているのだろう。

Tくん、今は体幹を鍛えたいのかな?
素晴らしいバランスだね!

外遊びこそ、最高のジム!
自然から学ぶ、習い事の一つだ!
今日はこんな場面があった。
Eちゃんが転んでしまったことをきっかけに泣いていたとき。
「ぱんぱん〜」(お気に入りのパンダのタオルのこと)とEちゃんが言っているのを聞いて・・・

Sくんが駆けつけてきた。
何も言わずに、Eちゃんのザックをザッと開けると、ぱんぱんのタオルを出してくれたのだった。

Eちゃんが泣いている時に必ず持っているタオルの存在を、これまでの関わりから覚えていて、
今の状況と照らし合わせての咄嗟の行動。
か、かっこいいぜ。。。
その後、今度は「めえめえ〜」と言って泣いているEちゃんのもとにSちゃんが駆けつけてきた。(めえめえはこの写真に映っているベストのこと)

「これができないの?」と言いながら、SちゃんはEちゃんの「めえめえ」のボタンを閉めようとしていた。
はっきり、「これやって」とお願いされなくても、SくんもSちゃんもその時の状況を見て自分で判断して行動に移したんだ。
Kくんもそうだった。
たんぽぽをとった時に、近くでTくんが羨ましそうに見ていたら、
「T、あげようか?」とプレゼントを。

「だってTが欲しそうにしてたから。」と。
お昼ご飯の後、一人ふらっと旅に出たEちゃんをそっと追いかけていったDくんがいた。
しばらく静かについて行き、これ以上は危ない、と思ったであろうところでDくんの手が伸びた。

「一人は危ないよ。」と一言だけ言って、そっと背中を押して連れてきてくれた。
いつもはよく、最年長のTくんがやっていたり、Tくんと一緒にやっていることだ。

お母さんを待っている間に、焚き火の片付けも率先してやっていたというDくん。
お母さんのお迎えが来ても、最後までやり遂げたのだそうだ。

ずんずんが聞くと、「Tがいないから。」と。
Tくんの代わりに、やらなければ!という使命感をもって行動していたのだ。
私たちも子どもたちも、卒こまめを意識することが多くなってきた今日この頃。
大きい子たちが抜けたら、これは誰がやるのだろう?
と思うこともあるのだけど、そんな心配はいらないみたいだ。
自分がやらなければ!と思って動く日が必ず来ることを、
この子たちが証明してくれている✨
自分で判断して、自分で行動できる力は、確実にみんなに根付いているんだね。

今日も素敵な時間をありがとう。








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