こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
竹の子の皮むきむき・・集中タイム。
今日は今年度2度目の竹林へ。
2度目の子もいれば、Sくんのように初めての子もいる。
先輩たちが皮を剥く様子をじっと見て、実践して自分のものに。、
むきむきする子を、見る子もいて(笑)
そんなAちゃんも、竹の子初体験。
とにかく観察。竹林の様子も、仲間の様子も、竹の子のことも、じーっと観るという時間を過ごしていた。
そして、恐る恐る竹の子の皮を触った感想は「やめとく。」だった。
観て感じて、自分で決めた「やめとく」
これがAちゃんの竹の子との出会い方なんだ。
2週間ぶりに来た竹林は、この通り!
長ーく伸びた竹を見て、感動の嵐のHくんは、
「すごーい!ながーい!」と目を輝かせていた。
心からの感動をしているのだろう。
目は嘘をつかない。
皮を剥くと、若くて色鮮やかな竹が顔を出した。
「食べたらどんな味がするんだろう」
・・・ガブ
「わーまずい」
何事も確かめてみないと分からないものね。
上にも目がいくHくんは、下にも注目。
「見て、赤ちゃんのたけもの(竹の子)がいるよ。」
赤ちゃん竹の子から、普通の竹の子、ほぼ竹の竹の子を全て見た子どもたちは
味で、目で、手で、五感を使って竹を理解したことだろう。
今日は竹の子以外にも、カニとの出会いもあった。
「きのこは食べるかなあ?」「葉っぱあげたらどうなる?」
と、Mちゃんの追求も止まらない。
今日はたまたま竹の子とカニという少し特別なものと触れ合ったけれど、
別に特別を求めなくたって、子どもたちは自然を感じる天才たちだ。
畑で遊び始めてすぐに、
「今日はお水ないよ」と気づいたSくん。
Zくんも「泥ないねー。」と言った。
それを聞いてHくんは
「泥あるよ!チョコレートだよ!」と言った。
見るだけではなくて、触ったから分かったこと。
自然の中で過ごせば過ごすほど、感じる力が育っていくんだろうなあ。
自然の中には、変わらない景色と、変わりゆく景色がある。
毎日自然の中で過ごしていると、その変化も感じるし、
「どうしてかな」と考える場面が溢れる。
そんな自然の中で、仲間と一緒に過ごすことで、子どもたちは生きる力を育んでいくのだ。
同じ景色や遊びを共有することで、仲間意識が芽生えていく。
大人が与えたものや遊びではなくて、自分たちで探し出したことに
生き生きと取り組む姿は素晴らしいもの。
仲間と関わることができる環境は、子どもたちの力を伸ばすことができるけれど、
「自然の中で」仲間と関わることが、さらにその効力をあげているなあと、この子たちを見ていて思うなあ。
春から初夏の今、自然のありがたみを感じられる最高の季節。
竹の子のように、にょきにょきとぐんぐんと成長する子どもたちは
一緒に過ごしていると元気がもらえるよ!
今日も素敵な時間をありがとう。