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避難訓練

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 3月7日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。




「ここ空いてるよ!」と言ったMちゃんの表情が優しい。

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別角度バージョンがこちら。笑


ロープの外側にいる仲間を気にかけて、行動を起こせることがすごいなあ。


みんなで行動するための、命のロープ。


だいじ、だいじ。

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今日は月に一度の避難訓練。


毎月地震の話をしてきて、今年度は12回目。


地震が来たら、小屋や木が倒れてくるかもしれない。


そうすると、命がなくなるかもしれない。


命がなくなると、大好きな家族や友達に会えない。


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そんな話をしていたら、Sちゃんが突然泣き出してしまった。


理由を聞いてみると、「ママに会いたい・・・」


「命がなくなったら、大好きなママに会えなくなる」


そんな話を聞いて、寂しくなってしまったのだそうだ。



ここまで想像して、自分事として捉えられるくらいに


真剣に話を聴いてくれたのだ。







私が朝伝えたのは、「小屋や木が倒れてくるかもしれない」くらいだ。


それでも、出発するとHくんとTくんがずっと地震の話をしている。


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「道路も穴が空いて、落っこちちゃうかもしれない。」


「あの家も倒れちゃうかもしれないね。」


「家の中のお皿が落ちて割れちゃうかも。冷蔵庫も倒れるかも。」


・・・


これまでに出たことのない話題も挙がっていた。



年度当初の避難訓練の時には、「〇〇かもしれない」という話をしても2、3歳には少し難しいのかな、と思っていたこともあった。


でも、訓練を重ねるにつれて、言葉だけでなくて、しっかり頭の中で想像して「地震」というもののイメージが深まってきたのだなあと感じる。





下に家々を見つけると「わあ、高いねえ。崩れちゃうかもしれないねえ」と、Tくんが言った。


視野が広い。


回数を重ねると、見える景色も変わってくるね。


やっぱり、訓練は何度でもやる価値があるなあと感じる。

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クタクタになってしまって、言葉数が少なくなってくる帰り道。


それでも、「この壁も崩れてくるかもしれないねえ」という言葉が聞こえてきた。


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言葉数が少なくなるのは大人も同じなので(笑)、はっとした。


小屋に戻るまでが、避難訓練だ!



小屋が見えてきたら走ったり遊びたくなってしまいそうなものだが、


今日は、出発した場所までしっかりと戻ってきてゴールできたのだ。


行きも帰りも、列が全然乱れることがなかった。


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そして、いつもよりも30分以上も早い時刻に到着したのだった。





今日はずんずんが途中で抜ける予定だったので、スタッフは時間を気にしながら帰ってきていたが、


子どもたちは、途中でずんずんが抜けることを朝の会で聞いたのみだ。



それでも、子どもたちはなんとなく大人の空気を感じて、11人で一致団結していたのかもしれないなあと思わざるを得なかったなあ。


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お昼の時間、「避難訓練、楽しかったね!」という声が聞こえてきた。


「また避難訓練やりたい!」


「避難訓練最後なの寂しい。」という声も。笑


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卒こま式前に、たくさん遊ばせてあげたいという気持ちもあったが、


どんな状況もポジティブに捉えられる子どもたちのおかげで、


今年度の避難訓練が終了!



楽しみながらも、命の大切さを感じて、地震の怖さも知るこまめの避難訓練。


継続は力なり、ですね。


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今日も素敵な時間をありがとう。


 
 
 

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