だれかのために
- ずんずん

- 4月21日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を
引き出すサポートをする
元小学校教員の ずんずんです🌱。

あぁ ここは天国なのかしらん。。。
綿毛が舞う 春の日。

あったかい、と通り越して
暑いくらいになった 今日。
先週まで 黄色でいっぱいだった草原は
綿毛で いっぱいになった。
終わりかけの 春の日。

綿毛初心者(笑)。
よだれで 綿毛たべちゃったり
吹く と言う行為がそもそも わからなかったり。
経験値 増やしていこー!(笑)

今日は そんな初々しい面々のそろった日。
メンズデー。
5人中4人が 2歳。
3歳だって 3月になったばかりだから
ついこないだまで 2歳。
そんな小さな人たちの 集まりが
今日という日を つくっていく。

みんなをまとめたり
声を掛けたりするのは
年上がすること、とは決まっていない。
今朝は初めて
Iくんが 声をかけてくれた。

声を合わせる方も
力を入れて 気合いを入れて
こころも 合わせていく。

そのHくん いつも朝からタオルが手放せない。
でも 朝のはじまりのあいさつをすると
切り替えて ザックに入れていた。
母を思い出すたびに
「タオル~💦」は 出てくるのだが
そこに 母との結びつきを 細い糸のようなつながりとして
こころに もっているんだろう。
子どもって か弱い。

「MSくーーん!!病院 行っちゃうよー!(けがしちゃう)」
「戻って~!!」
Hくんの 大きな声。
声の先には 後ろをチラ見しながら(笑)
ふざけて 道路の先へ出ようとするSくんが。
その後 みんなで加勢し
Sくんを 追い、
抜かしてるんじゃん!!(笑)

からの~

ぼよよ~ん ぼよよ~ん。
車両止めの 鎖にまたがって
ひと遊び終えると

戻ってきた~。
2歳は 理解している。
あの先は 車が通ることも(まれにだけど)
出ちゃいけない、という 約束も。
そしてそれらもひっくるめて 遊びにしちゃうところが
天才。
子どもって たくましい。

「どうぞ~ ジュースごはんでーす!」
おいしいのかわからないが
お店屋さんが トレイごと運んできてくれた。
運び方が 日に日に 板についている。

それが 輝いて見えているだろうYくんの顔。
というか 下唇(笑)。
こういうときの顔は なにかかたい思いがあるときだ。
その後ろに Yくんの表情を見つめる Hくん。
Hくんも 考えをもって見ている様子。
そして やっぱり 奪い合いが勃発。

無言で Nくんのトレイを
むしり取ろうとする Yくん。
お互いの気持ちを 聞いて
どうしたらいいか 落ち着いてもらうと
Yくんから 「貸して。」と伝えた。
Nくんは 「待っててね。」
と言った。
そこで一部始終を見ていた Hくんが
すかさず Yくんに お椀を差し出す。

「これ どうぞ。」
Hくんは Yくんの気持ちがわかるんだろうなぁ。
でも 今ほしいのはトレイだから
投げ捨ててしまった。
それを Hくんはまた 静かに拾いあげていた。

「待っててね。」と言われ
しつこく 奪おうとせずに
「待っている」状態の Yくん。
その間は あたしのひざに 手をそっと置いていた。
不安と葛藤を 感じているようだった。
人間ならだれでも
自分の思い通りにできたら 気持ちがいい。
でも。
相手は?
ということを
今 学んでいる最中なのだと思った。

そして Nくんも 嘘をつかない。
使ったあとに 貸してくれる。
Nくんも ずっと使いたかったんだろう。
でも そこに使いたい相手がいる、
と知ったから
考えたのだと思う。
自分じゃない だれかがいる、
って いつから感じるんだろう。
2歳は 少なくとも 苦しいくらいに感じているようだ。

さっきの お椀を拾い上げたHくんは
向こうで泣き声がしていたのを聞き
それをもって 向かって行った。
きっと次の場所でも
間をとりもつ役割をするのだろう。
自分じゃない だれか、
のために できることは何か。
考えて 感じている 子どもたちに
自分を見直す 毎日です。









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