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ひとりも みんなも

こんばんは。


子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を

引き出すサポートをする

元小学校教員の ずんずんです🌱。

ree

ひとりだけ 背がぽこんと飛び出ているMちゃん。


最近は弟だけじゃなく

「ねぇね」と年下から呼ばれるほどの

慕われよう。


そして 今日はバースデーガール!

みんなより大きな 4歳の誕生だ。


うきうきした軽い足取り(に見える)と

ご機嫌な横顔(に見える)の Mちゃんのまわりには

その うきうきわくわくに 誘われた子たちが

集まってくる。


やっぱり みんなといると

楽しいものだね。

ree

が みんなといるからこそ

けんかも 起きる。


幼児の けんかのもとは

たいていは ほしいものの取り合いだ。


Hくんは 毎回こまめに来ては使っているものがある。


でも 毎回使うからと言って

自分のものではない。


今日は 新入隊のKくんが 使っていた。


それを いきなり奪おうとするHくん。


欲しいものにはまっしぐら。

ことばもない。

ree

いやだよね。

悔しいよね。

失礼だよね。


でも そのままの気持ち「やだ!」

が言えなかったそうだ。

ree

Hくんはと言うと

Kくんの動向を見ている。


相手が泣かせてまで奪おうとする、という行為は

気持ちよくないんだろうなぁ。


感じてる。

ree

その後 ひとしきり使ったあと

Hくんに スコップを渡した Kくん。


Hくんは 「ありがとう。」と

しぜんに 心からあふれることばで返したよう。


自分の好きなときに

好きなものを 使って

好きなように遊べたら

きっと ノンストレス。


でも ここには なかまがいる。


お互いの主張をぶつけあって

話をしあったり

気持ちを汲んだりして

相手 というものを学んでいく。


自分じゃない 相手。

ree

Hくんが 栗を とった。

まだこれから実がふくらむ前の 青い栗。


でも とっちゃったから

もう 実は大きくならない。


「気になって とったんだね。」

と伝えたが

「あぁ とっちゃったね。」

に 聴こえたんだと思う。


Hくんは 続けて言った。

「だって まだいっぱいあるから!」と。


そこで 知ってもらいたかったことがあり

伝えた。


それはお母さんで

誰がきても チクチクで えいっとやって

中にいる 赤ちゃんを守るんだよ、と。


Hくんは 聴いていた。


続けて 伝えた。


「それは一個しかない栗で

 他のいっぱいあるのも みんなだいじなんだ。


 Hもだいじ。

 他のこまめの子たちも みんなだいじなんだ。」と。


近くで Mちゃんが言っていた。


「H、さっき痛かった!」


栗のイガをHくんに ぶつけられたからだ。


Hくんは 「あぁ ごめん。。」


ちゃんと 聴いていたんだと思った。


「自分」のことに 夢中になる時代は終わり

「他」を知る 時期に入ってきた子どもたち。


生きることは 学ぶこと。


学ぶことは 生きること。


子どもっちって

なんとまぁ 奥深い!

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新入隊にて すでに ひげ男爵(笑)。



 
 
 

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