ぶつけ合う
- はな
- 2024年9月5日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
昨日のSMくんの成長に続き、今日も奇跡が起きた。
今日はSOくんが自分で立ち上がったのだー!!!
Dくん歓喜のハグ、周りの子たちも拍手✨全員でSOくんの成長を祝福したのだった。
自分でやろうとしたSOくんも、それを自分ごとのように喜ぶ他の子たちもみんな素晴らしいなあ。
TくんはそんなSOくんを見て、「やれる気持ちがあるんだ」と称賛した。
あなた、人生何周目?笑
子ども騙しは効かないよなあ。これだけ人を観る目があるのだ。
SOくんはいつも朝の会の後に立ち上がることができなかった。
母と別れて寂しさもあり、先の見通しも持てず、頑張って立つ必要が感じられていなかっただろうが、今日は違った。
目の前で遊び続ける仲間の姿をずっと見ていたのだ。
「楽しそう!」「僕もそっちに行きたい!」と、そんな気持ちがSOくんの足を動かしたのだろう。
走った後は、久しぶりのおままごと。
ここまで、女の子が登場していないことにお気づきでしょうか?
そうなんです!今日は11人全員男の子。男まつりだー!
朝の会の後から、ここまでずっと途切れることのない遊び、おままごとの始まりも突然だった。
打ち合わせなしに「カレー作ろう!」と始まったのだ。
口下手な男子たちだ、男祭りが始まる前ははちゃめちゃになってしまうのではないかと心配したが、それは要らなかったようだ。
今日はスタッフは基本見ているだけ。近くでじっくり観察していると、会話の多いこと多いことに気づく。
SI「ねえねえH、そこにこれ入れていい?」
H「いいよ〜。ありがとう!」
H「あれ?はいらないねえ。こうしたらどうかなあ?」
SI 「ありがとう!」
あれれ?二人ともこんなに上手に会話ができたっけ??
夏の間は沢で遊んでいたので、1日畑で遊ぶのは半年ぶりくらいだ。
半年でこれだけ成長するのだなあ。
「これ、貸して。」とRくん。
「今使ってるからだめだよー。」というTくんの返事を素直に聞き入れたRくん。
「誰かー手伝ってー!」の声に、駆けつけるYくんの姿。
「おお、Yありがとう!」と、なんとも自然な会話。
もちろん争い事だってたくさんあった。
でも、その度に子どもたちだけで解決していったのだ。
おままごと中、使いたい物が被って取り合いになっていた二人がいた。
お互いに譲らず、離さない。
「Tが使ってたんだよ!」「Kのだよ!」「もおおおー!!!」
これを何度繰り返しただろうか。突然2人はまた別の遊びをし始めたのだった。
話をしに行こうか、と私も思ったが、二人の顔は何も引きずっていないようなスッキリした顔だったのでやめた。
これだけ自分の気持ちをさらけ出してぶつけられる仲間がいるって素晴らしいなあ。
心がほぐれると、大きい声が出て、思いっきり体を動かして楽しむことができる。
ほぐれた心に、たくさんの成長のタネが入っていくのだろうなあ。
心を解放して、
全力で行こうぜ、こまめたち!
今日も素敵な時間をありがとう。






















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