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みんな 好きだよ!

こんばんは。


子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を


引き出すサポートをする


元小学校教員の ずんずんです😊。


ある店の店員さんの 名札についてる写真を見たら


のぞきこむような体勢でした。


おもしろすぎて 正視できませんでした。


なんであの角度で 撮ったんだろう。


なんで あの写真を使ったのだろう。


あ 前文が長すぎましたね(笑)。

ree

手と手を とったら


もう なかまだね。

ree

病み上がりで 久々のこまめになってしまったSくん。


ザックを背負うも すってんころりん。


そしてまた いつもと違う道へ来たので


少し 不安みたい。

ree

でも ことあるごとに


Sくんの泣いているそばには


必ず 誰かがいる。

ree

「あ!ひとりになっちゃう!」


と つぶやいて


母がお迎えに来る場所へ向かおうとしていた Sくんを


引き留めようとする Hくん。


ひとりになると 危ないよ、助けられないから


みんなといてね


という 毎朝話す約束を


しっかりと 理解しているからこその行動。

ree

「ストップ~!!」


と言って Iちゃんも Sくんの前へたちはだかった。


その目は きりっとしていて


身体もしっかりと支えて


力強いものを感じた。


いっしょにみんなで 行くんだよ!


という 強い意志。


Iちゃんは いつだってそうだ。


みんないっしょにいないと


なんだか そわそわしている。


それだけ みんなのことが 大好きなんだ。

ree

でも みんないっしょになって ストップをかけていることが


よくわからなかった Tくん。


「なんで ストップ?」


こころのうちを Hくんに 素直に聞く。


Hくんは


「だって ひとりであっち行ったら危ないからだよぅ。」


会話が見事に 成立している。


なかまのことを 思っての会話に


あたしたちも ぐっとくる。

ree

そんな友だち想いの Hくんだが


その前に Dくんとひと悶着あった。


そこでHくんから Dくんの背中をバシバシ叩き


Dくんは しばらくがまんしていたが


とうとう 怒りでたたき返した。


いつもいつも がまんしていた。


だから めずらしい光景だったけど


自分の気持ちを だせたんだと思って 見ていた。


でもまた 同じようなことが 起こった。

ree

Dくんの棒がほしい Hくん。


でもいきなりとるので Dくんも必死で抵抗。


そこに 通りがかった お散歩の方が 強めに一言。


「けんかは だめだよ!!」


それで 終わってしまった、


お互いの もやもやは晴れぬまま。


「けんかは よくない」が まかり通った社会で


あたしたちは 育てられてきたので


それはよくわかるけど


理由もわからないのに


いきなり 頭ごなしに言われると


正直 がっかりするのだ。

ree

気持ちは残ったまま


Hくんは ひとりで 心を整えようとしていた。


でもそろそろ 他の子たちも


動き出したい。


沢へ行こうかという話をしていたようだ。


歩き出す 子どもたち。


でも ひとりでいるHくんを


振り返りながら


待っていたのが Dくんだった。

ree

あんなに 悔しかったのに。


あんなに 頭にきていたのに、Hくんに。


でも いっしょに過ごしてきた 


なかまなんだ。


いろいろあるけど


そう簡単には 見放せるわけがないんだよね。


この光景を


あのお散歩の方に 見せてあげたい。

ree

その後 みんないっしょになって


沢へ下りた。


でも 今度は沢でも 友だちと


うまくコミュニケーションができなかった Hくん。


落ち着かせるために


場を離れて 話を聞くことにした。


なにが うまくいかなかったのか


なにを 伝えたかったのか。


泣きじゃくる中で


Hくんが叫んだ 一言に


はっとした。


「みんな 好きだよー!!」


してはいけないことも わかってる。


想いはあるし


考えもあるから こうしたい。


みんなのこと 大好きだけど


うまくいかなくて


困ってるんだ、


という悲痛にも近い 叫び。


それを聞いて


気にして 静かにそばに来てくれていたIちゃんが


続けて 言った。

ree

「Iちゃんも みんな好きだよ!


 こまめ 大好きー!!」


こら だめだ、泣いちゃうじゃないか。


みんな みんなが 好きなんだ。


でも


うまくいかないことも いっぱいある。


それを 勉強してる最中だね。


いいんだ それで。


あたしたちは 今 現在進行中。

ree

進んでいることには


間違いなし。

 
 
 

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