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上行きたい

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 2023年10月31日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。




「はい、手!」とKくんから差し出された手に嬉しくなっちゃった♡


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自主的に広がり始める輪。


これだけで、子どもたちがこまめに前向きに来てくれたことがよく分かる♪



出発してすぐ、カマキリがいた。


すかさず捕まえたSくんに、「見せてー」「持たせてー」の声が殺到する。


Sくんは「だめだよー。」と譲らない。

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それでも諦めなかったKくんは「少し見るだけだからかして。」と言葉を変えて尋ねた。


言葉を変えたKくんに対してSくんも、


「持って帰りたいから、見たらすぐに返して。」と返事を変えた。


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どうすればいいか自分で考えて、相手のことも考えての言葉。


こんなことができるようになったんだね。







ザックを背負う時、肩の部分がねじれてしまっていたWちゃんを見て、


さっと片手で直してあげたKくん。

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Wちゃんが「ありがとう」と言うと、


「いいよいいよ〜」と謙遜するKくんだった。


こんなこともできるようになったんだね。笑





こちらは転んで泣いてしまったWちゃんにすぐに駆け寄って、


「Wちゃん、大丈夫?」と頭を撫でていたHくん。

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今日も子どもたちの世界は優しくてあたたかい。






今日は久しぶりに並木道の方へ出てきた。


久しぶりの崖のぼり!先輩たちはどんどん登りあっという間に頂上へ。

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そんな姿に影響されて、2歳の子たちもガンガン登る。


根っこを掴む動作はまるで天然のジャングルジムだ。



天然物は初見ではなかなか難しい。


すると、苦戦していたAちゃんを見たDくんたちが上からすっ飛んできた。


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「大丈夫?」と助けるYくんの言葉と手がとっても優しい。




いつの間に?!という具合に、先輩たち3人が上から「頑張れー!」と応援している姿にうるっとしてしまう。

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Yくんは、他の子たちにも上から「ここの道を行くといいよ。」と教えてくれた。

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自分が簡単にできたら、それを年下の子たちに還元できるってすごいことだよなあと思う。


「すごいだろ!」と驕るなんてことはしないのだ。




みんなの挑戦は止まらない。


今日はなんとWちゃんもチャレンジ!!

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この側面からWちゃんが登るのを見たのは初めてのこと。



慎重に進むWちゃんは後ろを振り返らないし、助けだって求めない。


ずるっと滑り落ちて泣いても同じだった。降りようとしないのだ。


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滑っては泣いて、また登って滑って・・・を3回繰り返したところでWちゃんが言った。


「上、行きたい。」



その後も何度もチャレンジしたWちゃん。


結局頂上には辿り着かなかったけれど、自分の力を出し切ったところで降りてきた。

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今までなら一度泣いたら諦めていたであろう困難に、Wちゃんは何度も食らいついたのだ。


上まで登れなかったことなんてのはどうでもいい。


Wちゃんが自分からチャレンジしたこと、何度もやり直したこと


を存分に認めてあげたかった。




原動力は、上からの仲間の声援と


Wちゃん自身の「上に行きたい」という気持ちだったのだろう。

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子どもたちをみていると、


誰もが「やりたい」「できるようになりたい」という、前向きな気持ちをもっている。


そんな気持ちを出せるように見守って、サポートするのが私たちの役目だと思う。



「上に行きたい」という気持ちがある限り、成長は止まらない!


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ハッピーハロウィン♡

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今日も素敵な時間をありがとう。

 
 
 

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