任せてみよう
- はな
- 2024年9月12日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
先輩たちが走る様子をキラキラした目で見ているHくん。
「うわあ、楽しそう✨」と言う言葉が聞こえてくるようだね。
みんながやっている遊びが、どれだけ刺激的で魅力的に映っているのだろう。
子どもたちの目に映る世界を見てみたいと、何度思うことか。
こんな顔をしていたら、もちろんHくんも参戦だ!
絶妙な斜面があるこの場所は、子どもたちにとってはスリルもあり最高の遊び場。
盛り上がっていたところで、まだまだ遊び方が初心者のSちゃんは、すってんころりんしてしまった^^;
そこに救助隊2名が駆けつけた。
Sくんがまず手をかけると、ほぼ同時にZくんも反対側を支えた。ものすごいスピーディーだった。
この間二人に会話はなかったが、心が通じ合っていた。まさに阿吽の呼吸だ。
さらに、Zくんは私たちスタッフがいる方へSちゃんを連れてくるところまで。笑
勇敢な表情をしている。
夢中で遊んでいても仲間のことを気にかけられる視野の広さに驚いてしまう。
ここのところずっと続いているTくんの泣いている子への実配り。
今日もすかさずSちゃんに「どうぞ」。
「さっき転んで泣いてたから」と、Tくん。
不思議とその実をもらった2歳たちは泣き止むのだ。
そして、受け取った優しさのバトンはすぐに次の人へと渡されて、広まっていく。
どんな場所でも全力で遊び倒す子どもたち。
散歩している人たちからしたら、ただの道でも、子どもたちからしたら、なんでもできる遊び場なのだなぁ。
おいおい、やりすぎ!
と思っても、1番下にいた子はゲラゲラ笑っている。
仲間と一体になり、地面と一体になり、
なんだか動物園のようだ。笑
でも、こんなのびのびと遊ぶ姿を優雅に見られるのは、こどもたちがそれぞれにやりたいことを見つけて、子どもたち同士での遊びが盛り上がっているからだ。
朝の会の後もそうだった。
朝のあいさつの「まあるくなあれ」が終わると、一斉に各自で水分補給をしている子どもたち。それをスタッフ3人が眺めながら「すごいねぇ〜」と言い合っている時間。
まだ2歳と数ヶ月しか経ってない子たちもそうだ。
時間はかかるし、できないと泣いていても、自分でやり切っていた。
11人全員が、自分でザックから水筒を取り出して飲めてしまった!
スタッフは本当に何もせずに見ていただけ。
できないと泣きながらも手を動かし続けて、自分でできたSちゃん。
「麦茶飲めた!」と報告してきた顔は、自信に満ちていた。
「自分でできた!」を繰り返していき、子どもたちは輝いていくんだなぁ。
子どもたちだけで一つの輪ができた今日の「まあるくなあれ」
この子たちは、まだまだ自分たちでできることがある!と、確信した。
もっともっとできるはず。
もっともっと子どもたちに任せてみよう。
今日も素敵な時間をありがとう。



















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