体育会系こまめ
- はな
- 2024年12月6日
- 読了時間: 4分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
いざ、こまめへ。

重たい荷物を背負って、さらにトートバックまで手に持つことは、幼児にとってなかなか大変なことだ。
「自分のものは、自分で持つ。」
それを実行するこまめの子たちは、かっこよくて、一回り大きく見えるんだなあ。
小屋での朝の会の流れにも慣れてきて、驚くほどスムーズに終えたところで外へ出る。
この時必ずスタッフ2人が最後尾であることに今日気がついた。
子どもたちは自分たちで次に向かっていく。

小屋から出た後の、傾いた屋根の注意喚起のお話。
これも、Hくんから自然と前に出て始まった。

Hくんの話が終わると、自然とIちゃんが立ち上がって交代した。
スタッフは自分の口で説明してごらん、なんて言っていない。
面白いことに、子どもたちは分かったことを自分の言葉に直してみんなに伝えることでインプットしているのだ。

屋根の話のあとは、使っていい物、ダメな物の確認だ。
ここでも最後尾はスタッフ2人。
もう全部子どもたちでできるんじゃないか?!

「まあるくなあれ」ももちろん「コモノたち」だけで。
「ころも」とか、「コモド」とか「コモノ(小物)笑」とか、「子ども」が言えないのがすごく可愛い毎日。言えないままでいてほしい。笑

もちろん、途中で遊び始めてしまったり、挨拶の回数が足りなかったりと
まだまだ荒削りな部分もあるのだが、子どもたちのやる気はものすご感じる。
コモノたちがどんどん先へ進むので、後ろ姿の写真の多いこと。

そして、こちらも一人の後ろ姿。

葉っぱを沢に投げ入れて流れるのを見るのが好きなHくん。
川岸ギリギリに立って投げ入れる姿を見ているとヒヤヒヤするのだが、ずんずんは遠くから見守っていた。
入りたいけど、少し怖い・・・
そんなHくんの慎重な部分を分かっていてのことだろう。
準備を整えて、いざ入水!となった時もそうだった。
しばらく立ち尽くして見て、座ってしばらく眺めて、ようやくゆっくりお尻を滑らせて入水。

自分の能力をちゃんと分かっている証拠だ。
無謀なことをする子はいない。自分のタイミングで、自分ができる方法を選ぶことができる力がある。

暖かいとはいえ、もう12月だ。
転んでびしょ濡れになり、大泣きする子が1人・・・

2人・・・

でも、「寒くなるからやめておきな」と言ったところでこの子たちは沢に入ることをやめなかっただろう。
こういうものは、自分の身体と経験で覚えていくしかないと思う。
太陽光で温まった岩に体を張り付けて暖をとるIちゃんよ・・・
これは真夏に川遊びした人がやることではなかろうか。笑

右岸から入水する、というのを昨日やって良かったので今日もそうしてみた。
左岸からの方が平らで入りやすいのだが、いざやってみたらみんな入ることができた。笑

遊ぶ場所と着替える場所も明確で、わかりやすい。
ドボンといく子もいれば、後ろ向きになって入る子もいて、
たったこれだけの段差が、たくさん考えるきっかけを与えていた。

登る前は助けを求めていたのに、何度かやってみたら自分たちで這い上がってこれた。

少し難しい課題を乗り越えることを続けていくことで、人は自信をつけて成長することができる。
「できたことが分かるとすぐに負荷かけたくなっちゃう」とずんずんが言っていたけど、これは常に成長を求めているからなのだなあと、妙に納得。
一つ乗り越えても、どんどん壁はやってくる。
むしろ自分で壁を用意して登っていくこまめは、やっぱり体育会系!笑
どんな壁でもどんどん乗り越えていく子どもたちを見ていると、こちらが壁を低くしてたり壊したりすることはしてはならないなあと感じるなあ。
いくらでもかかってこい、次の壁!
どんと構えてやっていこう!
今日も素敵な時間をありがとう。
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