大好きだから
- はな
- 2024年7月2日
- 読了時間: 2分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
朝の会が終わり、ザックを背負って立ち上がろうとしているHくん。
体の小さな2歳の子たちがこの大きなザックを背負うには、一度座って肩を通してからでないと難しい。
背負って立ち上がることは、どうしても避けられない過程だ。
そんな場面で、Zくんがそっと手を差し出して立ち上がらせようとしてくれたのだった。
ZくんはHくんが泣き出した時から近くにいて様子を見て、動き出すタイミングを見計らっていたのだ。
自分から行動に移せるZくん、かっこよかったよ。
2歳になったばかりのHくんはまだまだ仲間に助けてもらうことが多いが、仲間の助けに応じて動こうという場面が増えてきた。
大人以外との関わりも受け入れられるようになってきたことは、 Hくんにとっての成長なのだ。
同じく2歳になったばかりのRくんが、Hくんの手を引いて歩く。
年齢関係なく、自然と助け合うことができるのだなあ。
ただ、今日のHくんは助けてもらうだけではなかったのだ。
朝の挨拶をする場面で、手を繋ごうと自分から手を差し出したり、
泣いていたKくんに、突然石をプレゼントしたり。
Hくんなりに考えて、Kくんを慰めようとした行動だったのだろう。
自分から手を差し出すという行為から、Hくんの心境の変化を感じるなあ。
HEくんが転んで怪我をしてしまって安静にしていたこの場面。
自然とHEくんの周りに集まってきた今日のメンバーは、
「絵本、読む?」「大丈夫だよ、痛くないよ。」
声に出す子もいれば、静かに見つめ続ける子もいた。
みんながHEくんのために、と行動しているのだ。
この出来事の前、いくつか物を介していざこざもあったようだ。
でも、それはそれ、これはこれ、のようだ。
どんなことがあってもHEくんは大事なこまめの仲間
という気持ちが伝わってきた。
子どもたちの世界は素晴らしい。
仲間の気持ちを汲み取って「〇〇したかったんじゃない?」「寂しいんじゃない?」と、気持ちを代弁してくれることの多いAちゃんに、なぜそんなに仲間の気持ちが分かるのかと聞いてみた。
すると、返ってきた返事は
「だってみんな小さくて可愛くて大好きだから。」だった。
なんとシンプルなこと!
仲間を想う気持ちは見えないけれど、子どもたちの言動を見ていたら分かるよ。
大好きな気持ちに敵うものはないなあと再認識したなあ。
私もこまめのみんなが大好きだよ♡
今日も素敵な時間をありがとう。















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