大好きな仲間
- 菜緒 小沢
- 4月24日
- 読了時間: 3分
こんにちは
たんぽぽが黄色から白い綿毛になってきましたね。
スタッフのドドリです。
今日は活動が始まった途端に鬼ごっこやかくれんぼが始まる。
ほとんどの子がまとまって遊んでいた。

遠目から見ると一緒に遊んでいるように見えるがよく見ると違う。
近くで遊んでいてもまったく違うことをしていることも多々あった。
しかし、近くで遊んでいるということに意味があるようだ。
H君が大きな木の丸太を持ってきてかっこよく持ち上げていた。

それを近くで見ていたKH君も丸太を持ってかっこよくポーズ!

近くにいることでお互いに影響しあっている。
普段、子どもたちには
「大人のことよく見ているなぁ」
と思わされる場面は多々あるが、子ども同士の様子も本当によく見ている。
子ども同士の関わりの中で子どもたちは成長しているということは、こまめの活動を見ていて毎日のように感じている。
「みんなで遊ぶ」ということを強制しているわけではないので、もちろん一人の世界を大事にしている子の思いも大切。
MHは朝、ママと離れてから泣きっぱなし。

泣くときはいつも
「ママ~じ~じ~」
いつか彼のじぃじに会ってみたい。
このまま一人で過ごして活動を終わるのかと見守っていると
突然泣き止んでみんなが遊んでいる近くに座る。

ママと離れて寂しさいっぱいの中にもこまめのメンバーとして遊びたい気持ちは芽生えつつあるのだと信じている。
S君は築山のふもとでダンゴムシをたくさん集めていた。
それに気が付き、他の子たちもダンゴムシに夢中。

「これにダンゴムシを集めよう!ダンゴムシのお家を作ろう!」
とS君が提案するとダンゴムシ集めはさらに熱が上がってきた。

みんなと共にダンゴムシを集めていたR君だが突然ダンゴムシハウスに足を踏み入れる。
すかさずS君
「やめて!ダンゴムシがかわいそう!」
それでもR君は足で踏まない代わりにかなりの力でダンゴムシをつかもうとする。
S君は必死で
「やめて!死んじゃうから!」
しかしR君もやり方が乱暴なだけでダンゴムシと遊びたい気持ちは強かった。
ついにS君はR君を突き飛ばしR君は大号泣。
R君の鳴き声を聞いてH君がすかさずやってきて
「叩いちゃいけないよ!」
まっとうなことを言っているがそう言ってH君はS君を突き飛ばした。
年長者二人の喧嘩は激しかった。
H君が泣き出し激しかった押し合いは幕を閉じた。
喧嘩していた二人だが泣いているH君の様子を心配そうに見つめるS君の様子があった。

S君、R君、H君の気持ちのぶつかり合い
R君はすぐに切り替えて、すぐに遊んでいたがダンゴムシを乱暴に扱う様子はもうなかった。
3人にもう、気持ちはすっきりしたのか納得しているのか聞くと3人とも「うん」と答えていた。
その思いは本当なのか、様子を見ていたが何事もなく遊びを続ける三人だった。
帰りの振り返りの時間
S君は今日のこまめについてこう言った。
「H君、R君、KH君が大好きです。」
喧嘩した二人の名前も上がっていた。

ずんずんが
「今日は喧嘩もたくさんしたね。気持ちはもやもやしていないの?」
と、聞くと3人とも
「うん」
と力強く答えてにっこり笑っていた。
その表情を見て本当に後腐れがないのだと感じた。
お互いに許しあえるだけでなくにっこりと笑いあえる関係にすぐに戻れる子どもの力がすごい!
きっとまた、子どもたちの中でもめ事やトラブルはあるだろう。
でもまた仲良く遊んで、その中に学びがある。
そんなことを繰り返して大好きな仲間になっていくのかもしれない。









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