top of page

子どもにとって

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 2024年5月30日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。






ペアルックの3歳ボーイズたち。


あまりみない組み合わせだ。


ree

Sくん「手ぇつなご。」


Hくん「いいよ!ありがとう。」


朝の会が終わる頃に遅れて来たSくんが、みんなの輪に入ろうと一歩引いて見ていたところに、Hくんが「朝の会やってるよ。」と声をかけた。


するとSくんの顔はパッと明るくなった。


そんな背景があってのこと。お揃いのTシャツも嬉しい。


がっちり手を繋いで、タッグを組んだ2人は頼もしい限り。


「みんなで行くよ!」とみんなを先導する。


ree




今日はどこに行ったのかというと・・・


毎年恒例?!の梅狩りだ。


明日の雨で落ちてしまわぬように、今日なんとしても落とす!


と意気込むスタッフの巻き添えを食う子どもたち。笑


ree


ずんずんがつついて梅を落とし、みんなが拾うのに夢中になる、の図。


ree

120個以上の梅をゲットしましたとさ。


ree


出発前に、ずんずんが事前に拾った完熟梅の実を子どもたちに見せた。


そして、匂いをかいでもらうと、一人の子が「みかん?」と言う。


すると次の子もその次の子も「みかん?」「みかん?」


1人が言うとみんなみかんの匂いになる不思議。笑


ree

他にも「もも?」「びわだ!」と、


子どもたちにとって、梅はまだ馴染みのない物だったみたいだ。


初めての香り、初めての場所、初めての梅。


子どもたちの頭の中にどんな世界が広がったのだろうか。


香りと場所と味と全部がセットで一生物の記憶になることだろう。






梅狩りが終わってお昼を食べたあと、


「見てー!できたー!」と自分で靴が履けたAちゃん。


ree

これまでは履くのが難しくて、ずっとシートに座って動かないことが多かった。


今日は諦めずに自分でやったのだ。



一つできると、どんどん自信がつく。


シートもどんどん自分で畳んでしまった。


ree

3歳ボーイズの一人のSくんが、そんなAちゃんを見て「赤ちゃんなのに、すごいじゃん!」

と言った。


どうやら、「1歳だから。」赤ちゃんなのだそうだ。


Aちゃんは2歳だよ、と伝えると「じゃあ赤ちゃんじゃないね。でもすごいじゃん!」と若干上から目線で言った。笑


その前には、子どもたちだけでふらっと行ってしまった2人を、「3歳が守るよ!」と言って追いかけてくれたSくんだった。


ree

「◯歳だからできる、できない」や、


「◯歳だからやっていい、ダメ」と、


年齢で区別することが、Sくんにとっての今の見方ではあるが、


「3歳だから頑張る!」という意識をもって張り切っているのも事実だ。


子どもたちにとっての1年は、大人が思う以上に大きいのかもしれない。


子どもたちには、子どもたちなりの感じ方があるのだろう。


今のSくんの今の感じ方を受け止めて、どんな風に変わっていくのか見守ってみたい。





今日も素敵な時間をありがとう。

 
 
 

コメント


bottom of page