小さな一歩
- 菜緒 小沢
- 7月11日
- 読了時間: 3分
こんにちは
スタッフのドドリです。
朝の会が終わると早速走り出す子どもたち。

小さな切り株からジャンプするのが楽しいみたい。

きゃっきゃきゃっきゃ
と笑い声が響いている。
こんな小さな切り株も
「楽しい」ものに変えてしまうんだなぁ。
築山に行くと
急な斜面をいつものごとく登りだす。
「Hちゃんも行くよ!」
と宣言して登りだしたH君は
先日この斜面を登りきることができなかった。
今日は前日の雨もあり、地面が固まっているため登りやすいかも・・・
そんな期待を胸に見守っていると

「できたよ!」
登りきることができた!
そしてH君よりも喜んでいるのがYちゃんだった。
先日H君がこの斜面に苦戦していた時も
YちゃんはH君を飛び跳ねながら応援していた。
今日は喜びで飛び跳ねている。

友達の成功を自分のことのように喜べる事ができているんだね。
優しくて幸せな人間関係を築いていることがわかる。
H君もYちゃんもとっても優しい。
Aちゃんが大好きな椅子に座っていると
バランスを崩し椅子事ひっくり返ってしまった。
すぐに駆け付けたのはH君

「大丈夫?」
と声をかける。
Yちゃんは
「お水飲みにいこうよ。」
と言って休憩と切り替えを促したのだ。
優しいうえに冷静な判断ができるなんてすごい!

大人の様子をよく見ているYちゃんだからできたことだと思うが
それをアウトプットできていることに驚いた。
そして更にすごいのがAちゃん
お水を飲み終わると
H君、Yちゃんそれぞれに
「もう大丈夫になったよ。」
と伝えに行ったのだ。
たしかに自分を心配してくれた相手に
自分の状況を伝えることって大事なことだ。
心配してくれた感謝と
安心してもらいたい気持ちがあるんだね。
すごすぎるよ~
2,3歳達がそんなやりとりを繰り広げている中
1歳のNちゃんはお兄さんお姉さんの様子を遠くから見つめていた。

活動が始まってからママの入れてくれた水筒を離れない。
でも他の子の活動はじっと見ている。
「一緒に行く?」
と声をかけると
「うん」
と返事をして私の手を握る。
他の子たちが遊んでいる近くまで行くがなかなか入れない。

入れないと思うと私のもとに戻ってきてしまうの繰り返し。
みんなと遊びたい気持ちと
一人でその中に行きにくい気持ちが葛藤している。
1歳で「みんなと遊びたい」って気持ちがあるだけですごいことだよな。
と思いつつ見守る。
Nちゃんが一歩踏み出し築山に登った。

築山の上では他の子どもたちが走り回って遊んでいる。
その輪の中に入ることができたようでNちゃんはとても嬉しそう。

築山を降りてきてこの表情です!
「みんなの所に行けたよ!」
と報告してきたかのよう。
そしてすぐに大人の元を離れて、また築山の上へ。
他の子たちは築山の斜面を滑り台にいして遊んでいる。
それを眺めて満足そうにしているNちゃんだったが
ついに山頂に腰をおろし、今にも滑り出しそう!
でもやっぱり怖いのかそこから動かない。
Nちゃんに気が付き、そっと手を添えるKちゃん。

そして後ろからそれを見ていたN君が
Nちゃんの後ろから抱っこするように一緒に滑ってくれたのだ!

Nちゃんもとても満足そう。
みんなと同じ場所に行く
そしてみんなと同じ遊びをする。
少しずつだけど葛藤を乗り越え1歩踏み出したNちゃん。
その勇気に答えるように
Nちゃんを引っ張ってくれる仲間たち。
こうやってみんなが楽しい
幸せな空間を作るんだね。

最後はスイカを食べている仲良し2人(^^








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