引き渡し訓練

こんばんは。

スタッフのはなです。

これどういう状況？！？

実は、ホースリールを転がしていたら、穴に転落の図。

（当事者の無事は確認済みです笑）

数分前に遡ってみると、謎が解けてくる。

Yくんが使っていたホースリールが欲しくなったHくんは、

ホースリールに一直線！

お互い無言のまま引っ張り合い、

Hくんは何としてでも手に入れようと、Yくんの手を払おうとしたり、押しのけたり。

結果、Hくんが奪う形になったのだが、

その後穴に転落ということだ。

神様はどこかで見ているんだなあ。笑

なんとか自力で穴から這い上がったHくんは

その後しばらく別の場所で遊んでいたが、片付けの時間になると

すぐに穴の場所へ戻ってきて片付けをし始めた。

いろいろあったけど、

自分が使ったからには、最後まで責任をもって片付ける

この姿勢は素晴らしい✨

喧嘩も学び。天罰も学び。

一方のYくんはというと、

ホースリールは取られてしまったけれど、そこまで気にしていない様子。

もう使わないからいいや・・・と、

いい意味で前向きに捉えて、次の遊びに向かっていった。

こんなYくんをあまり見たことがなかったので驚いた。

そういえば、その前にもこんな出来事が。

Yくんが持っていたヤカンが欲しくてHSくんが「貸して」と手を伸ばしてきた時、

「うーん・・・今使ってるからダメだよ。」

と柔らかく伝えていたYくん。

しばらくすると、「もう使ってないからHくん使っていいよ〜」と無理している様子なくHSくんに貸してあげていたYくん。

「こっちにしてみよ〜」と別の形のヤカンを手に取ったのだった。

視野が広くなった証拠。

気持ちにも余裕が出て来たのだなあ。

朝から、

「こまめやる？」のドドリの言葉に、

「できる！！」と、答えてやる気に満ちていたYくん

そんなYくんの遊びを見ていると、「なんでだろう」という呟きがたくさんあることに気づく。

「なんでここにはお水が溜まって、こっちには溜まってないんだろう」

「なんであの竹の子は細いの？」

「なんで雨は降るんだろう？」

今日何個の疑問を聞いたことだろう。

目の前のことが楽しくて仕方ないのだろうなあ。

興味があるから出る言葉✨

今日は、こまめ初の試みである「引き渡し訓練」を行った。

指定避難地である公園まで歩いて、保護者の方にお迎えに来てもらった。

Yくんから出た疑問はもちろん「何で公園に行くの？」。

「地震があって公園に避難する練習と、ママたちのお迎えの練習だよ」

そう答えると、納得した様子。

いつも通りに遊んで、お弁当を食べた後に歩くということで、

子どもたちはみんなヘトヘト。

スタッフもヘトヘトだ。笑

そんな中でも、今日の年長者のMちゃんは、

自分の後ろにいたHくんを心配して、自分の前に誘導してくれた。

心の余裕が違う。

出発前に元気そうだったので、話しかけると

「うん、楽しみ！」と言っていたMちゃん。

Yくんもこの状況を目一杯楽しんでいる様子が伝わってくる笑顔だ。

いつも通りのこまめをしてから、１キロも離れた場所まで歩き切ることができたのは

こんな状況でも、興味をもって純粋に楽しんでいたMちゃんやYくんが引っ張ってくれたからだなあと思う。

やり切ったよ！

みんな、よく頑張ったね！！

（私たちも頑張ったね！！笑）