心から満足
- はな
- 2024年12月5日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
誰がどう見ても、カップルに見える2人。
「Yも見たいー!」と言って覗き込む姿が、女の子ではなくて一人の「女性」にしか見えない。笑

2人の間に誰かが来ようもんなら、「Rくんはあっち行ってー!Y、Hくんのこと好きなのー!」とどストレートに伝える。
ある意味潔くて見惚れてしまう。
Rくんも執拗に迫ったりはしない。
子どもたちの世界は上手く成り立っているのだなあ。

底が割れてしまったので逆向きに立てかけていたHくんの水筒の横に、頭から突き刺さるアンパンマン。笑

これももちろんYちゃんのもので、Yちゃんが置いていた。
大好きな人と、全て同じことをしたいのだね。
2歳にして、家族以外にここまで大好きな仲間がいるって素晴らしいことだなあ。
かもしか小屋4日目。
昨日まではあずまやの下やその周辺で遊んでいた子どもたちだが、少しずつ場所が変わってきた。

地面から、石の上に登るだけで景色は変わるよね。

小屋を離れて走る走る。
どんどん行動範囲が広がってきているのが分かる。

沢の方へも向かって行った子が一人いた。
Hくんだ。
昨日までも何度か沢に行きたがっていたHくんだったが、みんなに声をかけそびれたり、他の遊びも気になってしまったりと、タイミングがなかったのだ。

それを見たKくんは「水に入るのはいいけど、一人はだめだよね」と言ってHくんを追いかけたのだそう。
「片付けして、荷物を持っていこうね」と言われると、さっさと自分の持っているものを片付けてカバンを準備していたHくん。
Kくんに「一緒にお風呂(沢)行かない?」声をかけると、「行く行くー!!」と即答だったのだ。

私は陸に残る子たちと活動をしていたので沢での様子はわからなかったが、
写真を見たら一目瞭然✨

最高の時間を過ごしたのだねえ。

道行く人にも「今お風呂入ってるんだー!」と、
遠くにいる私に向かって「はなちゃーん、とっても楽しいよー!」と、言っていたのだそうだ。
「みんな〜お水楽しかったよー!」と言って帰ってきたHくん一向。
帰ってきた表情を見て、それまでの顔とガラッと変わったのが分かった。

実はかもしか小屋が始まってから、Hくんの様子が落ちつかなかったのだ。
もちろん環境の変化もある。
3年目ということもあり、Hくんにとってやりたいことに溢れているかもしか小屋での活動。
時間も限られているし、他の遊びにも目移りしてしまう。
Hくんは毎回沢に行きたかったのだが、それが叶わないという日が続いていた。
そのモヤモヤも残っていたのだろう。
そのモヤが晴れて心から満足したこの顔を見て、こっちまで嬉しくなっちゃった。

モヤモヤややり残しがないようにする、というのはこまめで大事にしていること。
でも、今回Hくんはモヤモヤが残っている状況と、それがスッキリしたという経験ができた。
こうして心を育てていくのだなあ。

やりたいことを、やるのは自分。
かもしか小屋での活動時間は限られているぞ。
その中で、悔いなくやり尽くそう!!
今日も素敵な時間をありがとう。








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