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揺さぶられながら

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 4月2日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。


スタッフのはなです。




祝・こまめ入隊


今日の新入生はこの2人。


それはもう泣くわ泣くわ。


この広い野原に心の底からの叫びが響き渡る。




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二人仲良くチューリッっプの横で並んで泣き叫び、


もうどうすることもできず、泣く。


同じ境遇だと、分かるのだろう。






知らない人しかいない、慣れない土地に


「じゃあ2時にお迎え来るからね」って、


2時ってなんやねん!いつまで待てばくるねん!状態だろう。


もうずっとママに会えないのではないか、と脳裏をよぎるのかもしれない。


それを感じさせられるくらいの、ものすごい声量。


心の底から魂の叫びをこの広い野原に響き渡らせていた。


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もう、目の前の大人にぶつけるしかない。笑


藁をも掴みたい一心なのだ。



近所の方が通りがかり、泣き声が響き渡る空間を目の当たりにした時、


「新入生?ここではいくらでも泣いていいからね。いいわね。」と仰っていた。



新ベースになってからまだ2日。それでもこれだけ地域の方に温かく見守っていただけるとはなんと幸せなことだろう。








朝の会、絵本タイム中にもその声は響き渡っていた。


絵本を読んでいる側からすると、みんなに聞こえないのではないかと思い、この声に負けそうになってしまう。


でも、子どもたちは通常モード。


それどころか、絵本に集中しつつも、ふとした瞬間に泣いている子を気にかけて心配の眼差しを向けている。



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Sくんが泣いているNくんを見ながら言った。


「Sちゃんも、3歳の頃泣いてたよ。ママに会いたいなって思って。」と語り始めた。




ああ、分かるんだ。


自分が入隊した頃を思い出して、相手の気持ちに寄り添っている目をしていたSくん。


他の子たちもそうなのだろう。


Sくんが話している間は、2人とも涙が止まっていた不思議。


きっと心に響いたのだろう。




この泣き声を「うるさい」という子は誰もいなかった。


みんな通ってきた道。


でも、いつかはこの先輩たちのように新人たちを温かく受け入れる日がやってくる。







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朝の会が終わると、流れるように水分補給をしにザックの方へ行ったベテラン勢。


そして各々遊びたい場所に出かけていく。


愛鷹やかもしか小屋でやっていたことは、


場所が変わっても同じようにできる。


積み重ねてきたことは、確実に身についている。



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今日は最年長の3人組が揃っていた日。


この3人を中心に、遊びが始まっていく。




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「何しているんだろう?」その気持ちが生まれて、目線が少し外に向くと


いつの間にか泣くのが終わっていたりする。


Nくんもしれっとおままごとに加わり、じっくり観察。


そして動き出した。




自分のタイミングで動き出した2人。




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2時間大声で泣き続けたKちゃんの、泣き終えた後の第一声は、「ここ汚れてるよ。」だった。笑


ここにも大型新人現る。笑






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Sくんは、昨日は食べなかった金柑を今日はぱくり。


そして、その後お弁当に入っていたトマトも自分で食べたそうだ。



昨日できなかったことが今日できるようになることって、よく考えたらすごいこと。






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年単位の大きな変化もあれば、


1日の中での大きな変化もあり、


子どもたちの心は、大きく揺さぶられながら成長しているのだなあと見ていて思う。



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こまめで思いっきり泣いて、怒って、笑って、



どんどん感情を揺さぶっていこうじゃないか!



これから、よろしくね!



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