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揺さぶられる日々

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 5月8日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。


スタッフのはなです。




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昨日デビューしたばかりのKくん。


手がこれだけ挙がるくらいに、行動範囲が広がっている。


昨日はじっと観察していたが、今日はよく動く動く。




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おままごとだってやる。


なんたって、今日は昨日とは違って、姉がいる日。


10秒に一度くらいの頻度で「ねえね」と指差し確認。



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姉とずっと一緒にいるわけではないが、姉の存在そのものが安心するのだ。


これだけで、この広い場所が安心感に包まれるのだね。




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まあるくなあれの時、ねえねと手を繋ごうとしていたKくんの頭を撫でたり、手を取ろうとしたりするSくんの姿があった。



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Kくんのことが愛おしくてたまらないような表情を浮かべていたSくん。


家族のねえねは一人だけだが、こまめのねえね、にいにたちはたくさんいるからね。





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でも、本物のねえねことMちゃんは、Kくんのことが心配でたまらない様子。


一人で行ってはいけない橋の方へ、Kくんが行こうとしたところを


Mちゃんはすぐに助けにいってくれた。


「そっちは危ないよ!こっちで遊んでね。」とKくんを抱っこして安全な場所まで連れ戻すMちゃん。


すると、行きたい方へ行けなかったKくんは泣き出してしまった。


と、よく見てみると



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Mちゃんも泣いている。



初めは周りに諭られないように泣いていたが、次第に大きくなる泣き声。


そんな声に駆け寄ってくる仲間と弟。



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弟はもう泣き止んでいるではないか。笑






Kのことを助けてくれたのは見ていて伝わってきた。


「助けたのに泣いてしまって困っちゃった?」と聞くと「うん」とMちゃん。


「Kのことが心配だったの?」と聞くと、これも「うん」とMちゃん。



しばらくしたら、今度は「寂しい。」「ママに会いたい。」と言う理由を自ら教えてくれたMちゃん。


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こんな風にMちゃんが泣くことは滅多にないことだ。


弟のKくんが入ってきて、これまに感じたことのない感情を知ったのかもしれない。



振り返りのときに、ずんずんと話をしていたら


初めて自分ごとに捉えたのかもしれないね、と言っていて、本当にそうだなと思った。



これまで、誰かが一人で行ってしまっても、他の仲間が助けてくれるかもしれない


とどこかで思っていたのが


今日は、Kくんが行ってしまったことで


「自分が助けなければ!」と危機感を持ったのかもしれない。



今思えば、Kくんを安全な場所に連れてきて「ホッとした」ところからくる涙でもあったのかもしれない。


そこまで深く聞くことができなかったのは反省だ。


Mちゃん自身にまた聞いてみよう。



子どもたちはこんなにも深く考えて、相手のことを想うことができるのだ。




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今日はそれぞれがそれぞれの場所で静かに遊んでいるように見えたが、


実は常に仲間を気にかけていて、心はそこに寄せている。


そんな様子をたくさん見た。


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感情が動けば、目が変わる。


感情が動けば、行動が変わる。


感情が大ききく揺さぶられることで心は育っていくね。


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