昨日までの
- ずんずん

- 2024年11月1日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
子どもたちの 「自分でやろうとする意欲・力」を
引き出すサポートをする
元小学校教員の ずんずんです😊。
昨日 ズガニをもらい
夜な夜な カニみそ汁をすすってました。
旬のものは なんておいしいんだーーー!!!
しあわせな 秋の夜です。

怒ってる??
いいや 心の奥には
そうじゃない気持ちが
隠されていたことが
のちのち わかる。

いつもの朝のように
朝の会を 始めるため 車座になる。
自分が座る丸太椅子は
自分で 準備することになっている こまめ。
今朝も 続々と 支度を始めるこまめたち。
あれ?
Tくんだけ 座高高い?
いやいや みんなより 一回り大きくて
高い椅子を 運んできたのだった。
それを見て
ピンときた わたしたち。
でも いつものように
朝の会を 過ごしていた。

すると
ふざけだしたり
おしゃべりが止まらなかったり
イチャイチャしだしたりと
2,3歳児 あるあるで
ざわざわし始めた。
そのとき Tくんが 叫んだ。
「もうっ!うるさいっ!ふざけないでよ!」
おや??
いつもなら
大きな声で 率先して(笑)
世間話をしている Tくんが??

あいさつのときも
「〇くんと〇くん、ちゃんとつないで!」
「どうして そうやって伝えてるの?」
と聞くと
「だって みんながしっかりしないから!!」
と言う。
「しっかりしてほしいの?」
に対して 深くうなずく。
今日の表情は すごく凛々しい。

今日は 避難訓練の日。
一時避難場所の 広場まで
みんなで 命綱のロープをもって
いっしょに行動する。

慣れてきたもので
スムーズに 広場に着いた。
やっとロープから解放された子どもたちは
のびのびと走り回ったり
みんなで ぎゅっと かたまってひとつのことをしてみたり。
遊んだあとは
畑へ戻り 広い場所で
着替えをしたり お弁当を食べたりする。
じゃぁ そろそろ行こうか、
というときに
枝を持って 遊びに熱中していたIちゃんが 動かない。
それを見た Tくんは
Iちゃんに 「もうだめ!」と言い
もみ合いになりながらも
枝を とりあげてしまった。
言いたいことは わかる。
「Tは もう行くよって意味で
枝をとったのかな。合ってる?」
と聞くと 興奮おさまらない顔だったが
うなずく。
「そうか、見てたからわかったよ。
ただ言い方が怒ってたし いきなり何も言わないで枝をとったから
Iちゃんは びっくりしたかもしれないね。」
と伝えた。
Iちゃんは そばで 大泣きしている。
少し そのままにしておいた。
ふたりとも 内向しているから。

少し 経つと
Tくんが Iちゃんと 近くにいたあたしのところに
やってきた。
「怒ってごめんね、Iちゃん、ずんずん。」
えぇぇ!!
どうした??
「どうして Tは そう言ってくれたの?」
と聞くと
「だって Iちゃん泣いちゃったから。」
と。
昨日までの Tくんなら ちがかった。
あたしたちが 間に入ろうものなら
「べろべろべー!」とか
「もう知らないっ!」とか
見ない・聞かない
という選択肢をとり
その状況や 自分の心に
直面できなかった。
それが 今日のTくんと言ったら。
でもその変化は なぜか
あたしたちは
なんとなく 気づいていた。
昨日 大先輩の
5歳のDくんが 卒こまめした。
今朝 Tくんが 座った大きめの椅子は
Dくんだけが 使っていた。
それを 選んだTくん。
Dくんがいなくなったこれから
自分が しっかりしなきゃ、と
思ったのかもしれない。
3歳のこころに
灯が ぽっと
ついたようだった🕯。

大好きなTくんから
こころからの ことばをもらった Iちゃんは
一瞬でこの笑顔✨。

周りも一気に
明るくしてくれる Tくん・Iちゃんのパワーってすごい。
こまめでは
毎日のメンバーが 入れ違う。
でも どんな日でも
だれがいても いなくても
自分と 相手をだいじにして
歩いていく。

今日も たくさん歩いたなぁ🌱。








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