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次はどうする?

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 2023年10月16日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。




朝、ママにバイバイと手を振るTくん。


実は「ママ頑張ってー!」の言葉が添えられていたのだった。

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最近まで泣きに泣いていたTくんだったはずなのに、「2時まで頑張って」と言われていたはずなのに。


「Tは楽しんでくるから、ママは頑張って」


そのくらいの気持ちの余裕っぷりが感じられる言葉だった。


恐るべし!



今日は自由で愉快な?!10人のメンバーたちとのこまめ!

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10個のザックは、偶然にも美しい並びに✨

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朝の会が終わると、


「ホースやるの!」


「かご持ってお買い物行こう!」


「シカクマメとりたいから畑で遊びたい!」


と、畑で遊びたい理由を口々にしながら遊び始めた子どもたち。


やりたいことがあるって、最高だね♪






宣言通り、こちらではみんなホースを持って吸水タイム。笑


吸水しては、放水に行って、また戻ってきて・・・を繰り返す。


本当にホースに水が入っては出ていくのが見えてくるようだ。

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そんなホースが使いたくなったTくんが、Sちゃんに「かして。」と伝えた。


Sちゃんの一度目の返答は「ダメよ。」だった。


Tくんはめげずにもう一度「かして。」


Sちゃん「Sが使ってるからダメよ。」

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3度目のTくん、顔をSちゃんに近づけて「もういいかーい。」と聞いた。笑


するとSちゃんは「まーだだよー。」と答えた。

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4度目は、なかった。


Tくんは納得したようで、他の場所に行ってしまったのだった。



「かして」と言い続けるのではなく、違う言い方を考えたTくんも、


Tくんに応え続けたSちゃんも、2人ともの成長を感じた出来事だった。








こちらは、赤ちゃん役のSくん。


「赤ちゃんだから、ご飯ちょうだーい。」と言っていると、


「ほら、ご飯だよー。」とお母さん役になりきったNちゃんがやってきた。


何の打ち合わせもなく成り立つのが面白い。笑


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そこにYくんがやってきた。


「Sくん、これはいる?これはどうする?」と丁寧に尋ねながら輪に入ってきたのだった。

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一声かけるだけで、入りやすいし、受け入れる側もすんなりと迎え入れやすいよね。



子どもたちをよく観ていると、声かけが上手になっていることに驚いた。




Nちゃん「Cちゃーん、これちょっともらってもいい?」


Cちゃん「使ってないから、いいよー。」

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大人のようなやりとりだ。





Mちゃんが持っていた木片が欲しくて


「それちょうだい。」とSくんが尋ねた場面。


Mちゃんは「ダメだよ。」と伝えた。


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それを聞いて考えたSくんは強引に取ろうとしたり泣いたりなんてしない。


冷静に、「それどこにあったの??」と聞いた。


「ダメだよ」という言葉を受け入れ、じゃあ次はどうしようか?と考えたのだ。





お次は、そんなSくんがカマキリを発見した時のこと。

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今度はMちゃんが「Mにもちょうだーい。」と言った。


Sくんの返事は「だーめだよー。」だった。


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2回目、Mちゃんは言葉を変えた。


「じゃあ、触らせて。」と伝えたのだった。

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結果は・・・写真の通り↑


Sくんの快い「いいよー」が響いた。



まず自分の想いを伝える。


そこに、自分の思い描く理想と違った答えが返ってきた時にどうするか。


誰もがぶつかるであろう壁。


子どもたちは自分で乗り越えようとしているんだ!


「じゃあ、次はどうしよう?」


これの繰り返しなんだね。






仲間と過ごしていると欠かせないコミュニケーション。


本当に、かしてほしい!


本当に、かしたくない!


本心をぶつけるから、この子たちのやりとりは機械的なものではない。

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「自分で考える」土台はこんなところにも潜んでいる。


コミュニケーションの端々にも目を向けると、子どもたちの頭の中が少しだけ見えてくる気がするなあと思った日だった。

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今日も素敵な時間をありがとう。


 
 
 

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