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見逃さない

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 2023年7月13日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。




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この透き通った瞳。


見ているこちらが吸い込まれてしまいそうになるくらいにまっすぐだ。


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今日は朝の会の後、ポツポツと雨が降り出した。


短時間で、ポツポツからザーッと変化していった雨。


上のHくんの顔は、その雨を感じる顔。


じっくり雨音を聴き、じっくり雨を見た後に、


「あ、雨だ」とつぶやいたのだった。



五感で感じる雨。


私はこまめに来て、雨を感じる子どもたちの表情や発言、仕草が大好きになった。


感じ方やその表現の仕方はいろいろあるんだなあと考えさせられる。



こまめに来て、初の雨をしっかり感じたIちゃん。


朝の涙はあっという間に消えていった!

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そして、昨日はどうしても立ち上がるのが難しかったこの場面。


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地面への手のつき方が昨日と全く違ってやる気を感じたので、


今日はうつ伏せの状態までお手伝いしてみた。





するとそこから


なんと、なんと



自分で立ち上がったー!!


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周りにいた子たちもそれをしっかり見届けて、


Hくんは拍手までしている。




昨日できないことが今日できることがあるんだ。


2歳児の毎日は変化が激しいのだ。


うっかり、昨日の姿から難しいと決めつけなくて本当によかった。


目の前の子を見ることがいかに大切か。



連日来ることで、子どもたちの成長スピードも著しいが、大人の見取りもより細かく丁寧にできると感じた今日。








前回ザックのバックルが1人で外せるようになり、覚醒したKくんは


今朝も朝からやる気満々。


家でも、こまめに行くことに前のめりだったそうな。




誰よりも早くザックを背負うと「できたー!」と自信満々に立ち上がる。


チャックが開いていたのはご愛嬌。


全部自分でやった証拠だよね!!

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まだまだ覚醒は止まらない予感!?





みんなの準備ができたら、


さあ、雨の中の探検に出発だー!



雨水が小さな川になっていた場所を見つけてすかさず歩き出したHくんに


後ろも繋がるとあっという間に一列に。


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珍しいものに目がない子どもたち。


雨が強まっている今しかない道を見逃さないのだ。




目的の屋根のある場所に着いてザックをおろすと、


水を得た魚のように走り出し始めるこまめたち。


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あの重たいザックを背負っている時に比べたら、身体が軽くてつい走っちゃうのかしら??


舗装された場所が走りやすいし、ピチャピチャ音がするのが楽しいのかしら??


雨の中走ることが気持ちいのかしら??


なぜ今日はこんなに走っていたんだろう。いろいろ想像してみるのが面白い。





こんな斜面もダッシュ!


全力で走ってくる子もいれば、


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慎重にゆっくりおりてくる子もいる。


いろいろなやり方をしていて面白い。


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斜面のお次は階段!


普段あまり遊ばない場所に行くと、遊びが途切れることがないなあ。


そこにあるものを確かめるように、一つずつじっくり遊んでいくようだ。


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小さな水溜まりも見逃さない。


1人がジャンプすると、それに続いて他の子もジャンプ!


とにかくまねして吸収しているね。


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こんな物も落ちていた。


やはり子どもたちは珍しいものを見逃さない。


みんながそら豆とかえんどう豆とか言っていたのは、藤の実。



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これはどんな物??まずは観察したら、


パクリとするのがお決まりのようで。笑


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お味はいかに・・・。




この実を持っていたAちゃんが、YくんとKくんにもあげようと、私に一緒に探して欲しいと頼んできた。


Aちゃんは、「1人では見つからないかもしれないけど、2人の目なら見つかるかもしれないから。」と言う。


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そうだね。


1人より2人、2人より3人、どんどん仲間が増えていくと


難しいこともできるのかもしれないよね。




仲間と過ごすことのよさを子どもたちなりに感じているのなら、嬉しいし、


そう感じてもらえるように関わり続けたい。



子どもたちのように、


どんなものも見逃さぬように、目を光らせて。





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今日も素敵な時間をありがとう。

 
 
 

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