頭を使っている
- はな
- 2024年6月14日
- 読了時間: 3分
こんばんは。
「観察する」を大事に。
元特別支援学校教員、スタッフのはなです。
「おーいYちゃーん!」
最後尾でやってくるYちゃんとずんずんを呼んでいる仲間たち。
この光景、昨日の成長日記で見たぞ?!と思ったそこのあなたは、こまめファン認定!笑
そうなんです。
昨日も同じ場所で、最後になっていたSYくんのことをみんなが待っていた。
今日はYちゃんのことを待っていた。
こまめでは、これが当たり前のように行われているのだ。
当たり前と思ってしまうけれど、冷静になると本当にすごいことだなあと思う。
さらに、今日はYちゃんとずんずんが合流した瞬間に、Hくんが「安心。」と口にした。
みんなの場所に来たからもう安心。
一人じゃないよ、みんなといれば安心。
みんなが集まって、安心。
Hくんもこれまで、仲間に待ってもらうことがあった。
一人離れた時は「不安」だったのかもしれない。
Yちゃんの気持ちがわかるからこそ出た「安心」という言葉なのだろう。
目的地までの移動が必須なこまめでは、全員でまとまって歩くという場面がたくさんある。
体力にも、理解にも、経験にも、興味にも差がある子どもたちはバラバラになってしまって当然だ。もちろん今日もバラバラになる場面があった。
それでも、「一人にならないよ」の言葉と行動で、年上の子たちが引っ張ってくれるのだ。
待つことができるこの子たちは、本当にすごい。
子どもたちに助けられる場面がたくさんだ。
暑かった今日は、気づいたら沢にいて、
みんな吸い寄せられるようにお水に浸かっていた。笑
沢の手前で水流れる音を聞いたEちゃんは、「川の声が聴こえるよ」「お水がこっちおいでーって呼んでるよ」と口にしたそうだ。素敵な表現♡
でも沢に言ってみたら、そんなEちゃんが珍しく泣いている。
聞くと、「怖い」「冷たい」のだそうだ。
お水に呼ばれた状態のEちゃんは、気づいたらお水の中に入っていたようだ。
一度落ち着いてから、今度はじっくりお水を観察して時間をかけて入水。
お水の中でもジーっと観察。
人と人とのコミュニケーションのように、ものとのコミュニケーションも同じだ。
じっくりじっくり、会話しながら距離を詰めていく。
自分のペースでお水と触れ合えたEちゃんは、それからはいい調子♪
「おーい、Eちゃんも行ってみる!!」と言って向かった先は・・・
山だ!
これまでは沢で遊んでいるだけだったが、今日はMちゃん筆頭に山に登り始めたのだ。
「この木登れそう!」「ここ登れるよ!」と、木に注目したMちゃんはぐんぐん登って行った。
それを見つけた仲間たちもぐんぐん登る。
これは鍛えられるなあ。
刺激を受けたMSくんも自分からチャレンジし始めた!視野が広がっている証拠だね。
自分の行ける場所までで、終わり。
Mちゃんが始めた遊びを、まねをして動いていた他の子たちだったが、
ただ「まね」と言っても、頭を使っていないわけではない。
「自分のタイミングでやってみよう!」「この辺までにしておこう」「見ておこう」など、自分と相談してのこと。
新たな遊びを開拓する子も、まねする子も、みんな頭を使っているんだ。
「自分で考えて、自分で行動する」子どもたちは、ここにあり!
今日も素敵な時間をありがとう。






















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