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- はな
- 6 日前
- 読了時間: 3分
こんばんは。
スタッフのはなです。

何かを見つめる2人♡
Hくんの手つきも、Fくんの目つきも優しさに溢れている。

これを見ていたのだ。
こまめベースには最近、この巨大てんとう虫が出没する。
触るのは少し怖いと言う2歳たちは、手に上手にのせて触れ合うHくんのことが輝いて見えるのだろう。
「頭にのせてみて!」とFくんとSくん。

自分は怖くてやれないが、Hくんがそれを叶えてくれるから嬉しいのだ。笑

英雄のHくんに、どこまでもついていく一同。笑
後輩たちに慕われて、Hくんはどこか誇らしげだ。
てんとう虫の次は、、、?


いちご!
迷わずパクりと✨
そして、熟しはじめた桑の実!

赤くてまだ酸っぱい実をなんとかして自分で採ろうと必死なSくん。
まだ泣いたり、観察していることの多かったSくんが、自分から「とりたい!」と動いた瞬間だった。

それを隣にいたFくんが
「とれたねぇ。食べてみな?」
と優しく声をかけてくれた。
見守ってくれていたんだね。
さあお次は、、、

カニ!!
ドドリが見つけて持ってきてくれたカニに、一同興味津々。
こちらも、怖がる先輩たちを横目になかなか強めに触るSくん。
一度歩み出すことができれば、もう進むだけ。
興味に勝るものはないね。

ただ、他の子たちはカニが怖いようで、
石を投げつけてみたり、棒で突いてみたり
なんだか、てんとう虫の優しい扱いと全然違う。
聞いてみると「カニは怖い!」と言う子どもたち。
いじめると、ハサミを向けてきて
もっと怖い、、、、悪循環だ。
でも笑っている。
カニをいじめようとしているわけではなさそう。
カニのことをよく知らないから、
棒で触ったらどうなる?
石をぶつけたら?
と興味で動くし、
怖いから動かないでほしい
という理由を、今日も聞いた。
ならば知ればいいのだ!

「優しく持ったら、何もしないよ。人みたいに、優しくしたら優しく返してくれる。」
そう子どもたちに話すと、
動きが変わり、
恐る恐るも、優しく触り出す子どもたちだった。
自然の教えって深いなぁ。

涙の大合唱が響いていた朝。
みんな明後日の方向を向いている・・・笑
朝の会の時に、HくんがSくんを気にかけるその手が優しかった。

帰りの会前には、

SくんがIくんに靴を履かせてあげようと動いた。

「履けた?」と最後まで見守る目が優しかった。
朝に、Hくんから受けた優しさが心に残っていたのかな。

人から受けた優しさを、
形を変えて
時には人を変えて
誰かに返していく。
まだ自分のことで精一杯の子どもたちが、
仲間を想って行動する姿に溢れている
こまめの世界。
優しさの循環で成り立つ世界は素晴らしいね✨
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