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全体と個

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 2024年1月12日
  • 読了時間: 2分

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。




Mちゃんがシートを畳もうとしたら、目を輝かせて手伝いに来たSYくん。


SYくんのこの行動は初めてのこと。もうこれだけでずんずんと一緒にわーきゃー興奮してしまう。


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今朝のかもしか小屋は冷えたなあ。


霜が降りて、霜柱は立つ!


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そんな霜柱を見たSYくんは、


「わあなにこれー!」


「ザクザク〜」「冷たい?」


即時のまねも含めて、言葉も溢れ出す。


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SYくんはまさに今、いろいろなものに興味があって全吸収中なのだ。


その興味が「人」に向けば、こんな風にじっと先輩の遊びを観察し、


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コミュニケーションが生まれる。


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興味は「物」にも一直線。


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でも、「まだご飯の時間じゃないから入らないよ。」という優しい声をKくんがかけてくれたことで、また関わりが生まれたのだ。



興味ってやっぱりすごい。


興味が狭い子もいれば、興味が次々と移っていく子もいるが、


大事なのは、興味の向いた「その時」に周りがどう関わるのか、だと思った。






今日は焚き火や小屋の周辺で遊んでいる子たちが多かった。


なので、いつもよりも全体を俯瞰してみることができた。


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よく見てみると、みんなで一緒にいるようで実は一人の世界に没頭している子がいたり


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2人で一緒に遊んでいるようで、実はそれぞれのやりたいことをしていたり。


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もちろんみんなで集まって同じことをしている場面もある。


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1日の中でも、一人で集中して遊んでいた子が、ある時には関わり合って遊んでいることもある。


みんながその時に一番自分が欲していることをしている場所って、やっぱりいいなあ。




「個を大事にしよう!」と思うと、視野が狭くなってしまうこともあることに気付かされた今日。


全体をよくみて、気になったことにフォーカスし、


個をよくみて、視野を広げていきながら全体をみる



どちらも大切にしたい視点。


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絵本タイムの後の、振り返りの時間に


ずんずんが「今日一番話たいことを教えて」と言った。


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そこで、Yくんは「Dくんをみるのが楽しかった!」と自分の言葉で伝えた。


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「一緒に遊ぶ」ではなく、大好きなDくんを「みる」のが楽しかったんだ。



ここまでは、私もみていて分からなかった。


個をみて、全体をみて、さらに深いことは聞いてみて、子どもの姿を観察する。





一つの観方にとらわれず、その状況で一番と思える選択をしていきたいなあ。







今日も素敵な時間をありがとう。

 
 
 

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