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愛を込めて

こんばんは!

元 こまめっ子母ちゃん、

スタッフのももこです。



こまめの今年度の活動は

今日と明日を残すのみ。




それをわかってか

なんだか落ち着かないTくん。


Tくんは

本日こまめ最終日。


兄弟含め

長いこまめ生活。


それが一旦終わりを迎える。



そう、こどもたちはわかっている。


「さよなら」

があることを。




鰻の寝床のような

奥に続く一本道を


行っては帰り

進んでは戻り


これまでの思い出を噛み締めるかのように。


ゆっくりと


でも


いつも足元で何か発見があって

笑顔は絶えない。




ムカデらしき生き物を見つけ

みんなで囲む。


この彩り豊かな帽子が

和になって集まる姿が

わたしは大好きだ。





1人落ち込んでいる、Sちゃん。


Aちゃんが持っていた笹の棒が欲しくて

何も言わずに取ってしまったらしい。


Aちゃんは、涙、涙…




Sちゃんとゆっくり話をすると

最初は話をはぐらかす。



「ももちゃんの目を見てごらん?」


と伝えて見ると


わたしの目を直視し


「ももちゃんの目に

 Sが映ってる!!」


と。



お互いの目を見ると


相手の目の中に

自分が映ることに気づいたSちゃん。



それからは


正直に自分の気持ちを伝えてくれ

そしてわたしの話も聞いてくれた。



どうしても欲しくなり

取ってしまったこと。


でもこれからは

相手に想いを伝えることを忘れないこと。



その話の後に

自ら


「貸して!」


とAちゃんに伝えに行った。


Aちゃんの返事は


「もう少し待ってね」



そして少し経ったら


本当にAちゃんは

笹の棒を貸してくれた。



それが嬉しかったSちゃんは



積んでいた

ヒメオドリコソウの花束を

Aちゃんに


「どうぞ!」


と渡していた。



Sちゃんの愛が詰まった花束。


こんなに嬉しい花束はない。



どんなに美しい花よりも

幸せを感じるよ。



こどもたちの

相手を思う力は、果てしない。





みんなで作り上げる

積木の世界。


1人も楽しいけれど

みんなで作れば

自分の想像以上のものが広がる。


自分の知らない、気づかない世界が

目の前に現れる。




もしこれから

何かつまづくことがあったら

この積木のように


誰かに助けを求めれば良い。


そしたら世界が広がるかもしれない。


こどもも、おとなも。



愛を込めて

想いを伝えたら


きっと誰かが、返してくれる。


目の前の人が、世界を広げてくれる。




くっついたり




和になったり




向かい合ったり




横に並んだり




人と人との関わり方は

いろいろ。



でも

そこに相手を想いやる

“愛” があれば


世界は広がる。







終了間際に

脱走したTくんは


捕まえられてたまるか!

激走。


しかもニヤニヤしながら(笑)



こまめ、終わりたくなーい!!

の表現なんだろうな。


それがなんだか嬉しくて

ついつい追いかけてしまう。




それでも

終わりとなると


一目散に家族の元に走るお子たち。


やっぱり一番落ち着く場所は、そこだね。


一番大事な、帰る場所。


そこがあるから

自由に羽ばたける。





さぁさぁ、明日は今年度最後!


思いっきり楽しんでね!!




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