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隠された意図

  • 執筆者の写真: はな
    はな
  • 2024年10月25日
  • 読了時間: 3分

こんばんは。


「観察する」を大事に。


元特別支援学校教員、スタッフのはなです。






帰る前に、いつもやっている振り返りの時間。


最近ずんずんは、一人ずつ発表する前に子どもたちに目をつぶるように伝えてくれている。


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「今日何があったか思い出してみて」と言ったらこの顔。


目をつぶるだけでも一生懸命になるのが可愛くて仕方ない。


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外は刺激がたくさんだ。


目からの刺激を遮断することで、より深く振り返られるように・・・。





身体で感じて、体を動かして、


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心が動いて、頭を使って、


日中の活動の時間は、子どもたちはかなりのエネルギーを使うはずだ。

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それを自分の中に落とし込んで、少しでも整理する大切な時間。


2歳でも、その日のことを自分で思い出して話すことができるのだ。

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最近は、お昼の後の時間もゆっくり過ごすことにしている。


絵本を見たり、ごろごろしたりみんなリラックスモード。笑


子どもたちだって、大人と同じ。


ずっと興奮しっぱなしは疲れるはずだ。


眠らなくてもいいから、ゆっくりすることで次の時間を楽しく安全に過ごせるようになるのだと思う。


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この子たちにとって、自分のシートの上が唯一のパーソナルスペースといっても過言ではないのだ。


なかなか過酷なこまめ。笑





そんな大好きなシートを嬉しそうに広げようとするHくん。

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でも、まだ着替えやご飯の時間ではなくて遊びの時間帯だ。


前回もやたらと自分の荷物を出しては広げてお弁当まで出そうとしていたのだが、その時はやめさせてしまったので、


今日はどうするのか最後まで見ることにした。


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まずは着替えを2つ並べて、「どっち?こっちー!」と一人二役を始めるHくん。


おままごとの延長で、遊んでいるように見えた。





そしてやはり出しました、お弁当。


ナプキンを引いて、歌い始めます。笑


「ざーくざーく♪」

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「いただきます。」


ずんずんと、「今日はもう食べてしまってもいいね、お弁当の時間になって自分のお弁当だけないことに気づいてもらえばいいね」と、覚悟を決めた。笑


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手が伸びて、もう全部食べてしまうのかな?と思ったら・・・


一つ一つ、全部のおかずを指差しし始めたHくん。


愛おしそうに、確かめるようになぞる。


なんと、結局Hくんはお弁当を食べることはなかったのだ。





おままごとの延長もあったのかもしれないが、


大好きなお母さんが作ってくれたお弁当を大事そうに眺める姿を見たら、


そこから安心を求めているのかな?とも思えてきた。



こまめに慣れてきたとはいえ、まだまだ寂しさがあるはずだ。


言葉でうまく言えない分、このような形で現したのかもしれないなあ。


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Yくんも、Hくんと同じく今日はみんなのザックをガサガサ・・・


物を取っては、嬉しそうに持っていたり、人に渡したり。



家族と離れてこまめにきた時に、大好きな人や家とこまめを繋ぐのが持ってきた物だ。


こまめに入隊してしばらくは、よく水筒やタオルを握りしめている子が多い。


それも、寂しさを表現したものであることが多いが、


お弁当も同じなのかもしれない。




遊具も何もない自然に解き放たれて、漠然とした時間の中に身を置いて


最初からどんどん遊べる子はなかなかいないよなあ。


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寂しさを乗り越えて、


周りに目が向き興味が広がって、


だんだんとやりたいことを見つけて遊べるようになっていく。


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ザックやお弁当のガサガサにも、ちゃんと意味があったんだ。


その子にとっての、必要なステップなのかもしれない。





言葉で上手く表現できない分、奇怪な(笑)行動で表すことがある小さな子どもたちだけれど、


どんな行動にも、意図が隠されているのだなあと感じた出来事でした。

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今日も素敵な時間をありがとう。


 
 
 

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